�� ページ16
そう言うとあからさまにムスっとする大倉さん
「丸は佐野ちゃんやろ？」
その名前を聞いてハッとした。
すっかり忘れていた、恋敵(勝手に)AD佐野ちゃんの存在
「あの日も丸は佐野ちゃんの所行ったしな」
これまた忘れていた事をご丁寧に思い出させてもらいました
「そうでした…」
「忘れてたん？」
「すっかり…」
ラインが来たことに舞い上がっていた。
「返事来てないんもAには興味ないからやん」
「そんなにズバズバ言わないでください」
「だってホンマの事やろ」
「まだ分かりません」
「あいつ、Aの反応みて楽しんでるからな」
そして急に隣にきて「自分遊ばれてるんやないの？」と、私の手を握った
「なんですか」
近づかれて、触れられて、あの日の記憶が蘇る。
「丸と手繋いで嬉しかったん？」
口元はニヤついてるけど目が笑ってない。
冷たいような怒ってるような、ただ怖いと感じてしまう。
体が反射的に反応して
「離して…っ」繋がれた手を振り払う。
あの時見られていたんだと、思わず目線をそらした
あの時の事は丸山さんと私の間での秘密で、
2人しか知らない事
まさか大倉さんにバレていたなんて…
「意地悪ばっかり言わないでください」
「無理」
「なんでですか」
「好きな子はいじめたなんねんバーカ」
バカ？！
…いやいやそこではなく、いま、好きって言った？
確信をつかれて焦る気持ちと裏腹に
不覚にもドキドキうるさく鳴りだす心臓
「Aのこと、丸にやりたくない」
目を見て、でも若干照れてて
「俺のになって？」
まるで甘えてる様な、その甘い声にまたドキっと跳ね上がる
「あ、赤なった」笑って私を指さす大倉さん
「見ないでっ」
手で顔を覆うけど、すぐに遮られ、
そのまま近づきキスされる。
甘すぎるそれに耐えきれず、必死に顔を押すけど
抵抗虚しく手首を強く掴まれて押さえ込まれた
「…んぅっ…」
漏れる息の音や深く重なる唇の熱に、嫌だと感じる一方で
気持ちよくなってしまっていて、自分に呆れる
でも
大倉さん、キス上手すぎるんだもん…！
「わ、怒ってる」
「当たり前です」
やっと離れた大倉さんにまたバチンと頬を叩く
「痛った！」
そして流されてしまった自分の頬にもバチン
「え何で自分も叩くん」
「痛い」
「お前アホか、そら痛いやろ」
「アホは大倉さんでしょ」
「アホちゃうし」
「勝手にキスするのやめて下さい」
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りつ(プロフ) - えりかさん» コメントありがとうございます(^O^)レスか遅くてすいません。。これからい丸山さん登場予定なので続きもみてもらえたら嬉しいです（*＾-＾*） (2020年2月24日 19時) (
レス) id: 37197a5ac4 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - わぁぁ、面白いです。丸ちゃんがカッコ良すぎる。 (2020年1月1日 9時) (レス) id: 5caf10e82c (このIDを非表示/違反報告)
まるいりつ(プロフ) - ほのかさん» コメント有難うございます！ギュンギュンして頂いて、嬉しいような申し訳ないような…(；▽；)似てるんですか？！私の理想をこの丸山さんに入れているので、羨ましい限りです！！引き続き宜しくお願いします。 (2019年2月27日 17時) (レス) id: 63d156e056 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - ううううう泣 色々とギュンギュンなんですけど泣 好きだった人とこの丸山さん似てるんです泣 続き楽しみにしてます泣！！ (2019年2月27日 15時) (レス) id: 0971ca3532 (このIDを非表示/違反報告)
まるいりつ(プロフ) - 世現身(。。)さん» 有難うございます(^O^)ご返信、更新共に遅くなりすいません( ´･ω･`)ノロノロ更新てすが引き続き宜しく御願いします。 (2019年2月26日 10時) (レス) id: 63d156e056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りつ | 作成日時：2018年11月17日 9時
