【2夜連続】逆転満塁ホームラン【プロ野球 短編集】

L?とホワイトデー ページ45

L8×ホワイトデー









練習も終わって午後8時


練習着から制服に着替えて、先輩を待つ


3月と言えど夜は少し肌寒い





『ごめん、待った？』




いえ、と首を振ると突然先輩の匂いに包まれる


驚いて目を開くと先輩のジャージが私の体に羽織られた






『冷えとるやんこれ着とき』





断る間も与えず、私の手を取り駅までの道のりを歩く


強引だけど優しい先輩






『あ、そうや、ポケットん中見てみ』






先輩のジャージの両ポケットに手を入れると右手に何か当たる


出してみるとロリポップの小さな袋詰め






『家帰ったら調べてみ、俺の思ってることがわかるで』









飴のお返しは貴方が好きという意味









L6×ホワイトデー








『Aちゃんホワイトデーのお返し郵便で送っといたよー』






電話越しの愛しい彼の声



でも今日は1度もインターホンが鳴っていないからまだ郵便物は届いてない





『もう時期届くと思うんだけどなぁ』





彼がそう言った直後インターホンが部屋に鳴り響いて

届いたかも、と言って印鑑を持ってドアを開けた




そこには電話を片耳に当てた壮亮が笑みを浮かべて立っていた






『お返しは俺でーす、なんちゃって笑』









『ちなみにクーリングオフはできません』









いかがだったでしょうか？
書けなかった球団・選手のファンのみなさんはすいません！
そしてランキング50位ありがとうございました！
これからもどうぞよろしくお願いします！

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