○F25 ページ16
F25×高校生彼女
かったるい掃除が終わり、放課後
時刻は16時の針を指そうとしている
最近みやさんに会ってないな…
最終着信履歴は2日前
チーム内ではわがままとか暴君とか言われてるけど
そんなところが好きな私ってちょっと変かな？
会いたいなんて言っても彼は忙しいから
私のような高校生が彼に会えるはずがない
すこし落ち込みながら校門を出ると
外周している陸上部の集団とすれ違う
『あの高級車、まだいたよな』
『さっき中に乗ってる人見たら、サングラスかけた男の人だった』
『うちの生徒の保護者？』
『のわりには若く見えたけど』
あーだこーだ言いながら陸上部は走り去って行った
まさかと思い曲がり角を曲がると
見えたのはみやさんの車
私に気づいたみやさんは手招きをする
助手席のドアを開け、座る
「お、お久しぶりです」
『おう、久しぶりやな』
あの…と言いかけると私の言葉を遮ってみやさんは言葉を続けた
『お前ん家、行くで』
「え、なんで」
『その格好で出かけるつもりなん？』
私の制服を見て、みやさんはアクセルを踏む
ていうか今、出かけるって言ったよね
『待っとるわ』
「はい」
玄関の前で降ろされて急いで家に入る
ちょっと前にみやさんが買ってくれた服とかアクセサリーとかを身につけ
親に今日遅くなると連絡して家を出た
準備にかれこれ30分くらいかかって
車の中の彼は遅い、と言ってくるかと思ったら
『……可愛ええやん』
目を逸らして、頬を赤らめながらボソッと言った
「みやさん、どうしたの？熱ある？」
普段あんまり褒めてくれないからほんとに熱でも出たんじゃないかと心配になる
『俺だって、たまには素直になったってええやろ』
フイッと窓の外を向いてしまった
そんな姿が年上だけど愛おしくなって大好きな名前を呼ぶ
「尚生さん」
『なんや』
振り向いてこっちを向いたところをキスする
すぐに唇を離し、真っ直ぐみやさんの瞳を見つめる
「寂しかった」
みやさんはしばらく固まったあと
顔を手で覆って、ハンドルに寄りかかる
『お前、ほんまずるいわ…』
「？」
『未成年じゃなかったら手出しとるからな！気をつけといた方がええで』
「みやさんならいい…」
もう、ほんまぁ….
しばらく悶えるみやさんを見てた
鈍感な彼女は大変です
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M@GIC！(プロフ) - しばはるさん» リクエストありがとうございました！またお待ちしております！ (2019年3月26日 14時) (
レス) id: 49e6c60d55 (このIDを非表示/違反報告)
M@GIC！(プロフ) - さやさん» 受け答えが面白い方でしたよね、いつでもお待ちしております！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 49e6c60d55 (このIDを非表示/違反報告)
しばはる(プロフ) - リクエストに答えていただきありがとうございます！またリクエストしてもよろしいでしょうか…！笑 (2019年3月25日 8時) (レス) id: 669796e5d0 (このIDを非表示/違反報告)
さや - M@GIC！さん» ｲﾁﾛｰ選手､210本安打を達成し､年俸が跳ね上がり､記者会見で「何を買われますか？」と聞かれて「ｾｰﾀｰ買います」と言っていたのです(*´∇｀*) またﾘｸｴｽﾄさせて貰いますね♪ (2019年3月25日 8時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
M@GIC！(プロフ) - 莉子さん» リクエストありがとうございます！少々お待ちください！ (2019年3月25日 0時) (レス) id: 49e6c60d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M@GIC！ | 作成日時：2019年1月11日 20時
