-Team medical LOVE dragon- (ページ4)

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格闘家と伊集院先生のおかげで、店長は一命をとりとめた。

店長の奥さんが病院に到着するのを待って、待合室で座っていたら、格闘家と伊集院先生が歩いてきた。

「あなたのおかげで、患者さんを救えました。」

伊集院「よく、僕たちが医者だとわかりましたね。」

『お医者さんて、いつも消毒のにおいがするし、外科の先生は指先に独特の傷とか痕があるので・・』

伊集院「なるほど。消毒のにおいと糸の痕・・・」

「・・・・・・。」

『店長の奥さん、ふたり目がお腹にいるんです。だから助かって本当に良かったです。』

「そうでしたか。」

格闘家が穏やかに微笑んで目を細めた。

・・・・・・。←キューン

この人、なんて優しい顔するんだろう・・・

さっきまでの鋭い目つきとは別人みたい。

『お二人とも、当直明けで帰るところだったんですよね・・・それなのにすみませんでした。』

伊集院「え、なんで当直明けってわかるんですか？？」

『目の充血と、、、男の先生は、、、ヒゲが伸びてますから(笑)』

伊集院「あ。でも、朝田先生は元々伸びてるからわかりづらいですね(笑)」

格闘家、、、朝田先生って言うんだ・・・。

猪原「朝田先生！患者さん目を覚ましました・・・あら？Aちゃん？Aちゃんじゃないの！？」

伊集院「猪原さん、お知り合いですか？」

猪原「Aちゃんのお母さん、以前ウチに入院してたのよ。あぁ、龍太郎ちゃんも大学病院のころだから、面識ないわよね。」

朝田先生、、龍太郎って言うんだ・・・。
すごい名前～

『もう、、１５年経ちます。』

猪原「もうそんな？時間が経つのは早いわね～。弟さんは？」

『元気ですよ。あの子、もうすぐ結婚するんですよ。私はいまだに独身なのに(笑)』

猪原「そうなの・・・あなたも苦労したのね。」

久しぶりに猪原さんの顔見たら、なんだか泣けてきちゃった。

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店長の奥さんが病院に到着したので、付き添いを交代して店に戻った。

店長が入院しているあいだは、きっと忙しくなる・・・。

家に帰ってもひとりだし、忙しいくらいがちょうどいいか、な・・・。

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