-Team medical LOVE dragon- (ページ13)

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テーブルについてすぐにソムリエがワインリストを持ってきて、いかがなさいますか？って。

まだお料理頼んでないのに、ワイン決められないよって思ったら、

お召し上がりになるコースでしたら、こちらか・・・こちらがよろしいかと思いますよ。って、ソムリエがワインリストの文字を指でなぞった。

ここでまたビックリ。

コースも予約してあるの？

もしかして、朝田先生って女の人の扱い慣れてる？

「どうする？」

『先生は？』

「俺は・・・任せます。」

朝田先生は、ロクにリストを見ないでおまかせしちゃったけど・・・

『私は、、アルコール得意じゃないので、軽めのをお願いします。』

初めてのデートで酔っぱらったらマズいでしょ。

本当は軽めだって避けたいんだから。

かしこまりましたってソムリエが下がったら、朝田先生がゴソゴソと小さな紙袋をテーブルの上に置いて、

「誕生日。・・猪原さんが言ってた。」

『誕生日・・・私の？・・・あ。今日、、だ(笑)』

もう祝ってもらうような年齢じゃないから忘れてたのに・・・

『３８になっちゃった(笑)』

「俺のふたつ下だな。」

やだ、いいカンジー♪←思考レベル早川

『これ、開けていいですか？』

朝田先生からプレゼントもらえるなんて、めちゃくちゃ嬉しい！

「あぁ。でも・・・」

『・・・？』

「実は、、中身がなんなのかは知らない。」

『ぇ？』

なぜ？？

「加藤が・・・全部、、」

『加藤先生が選んでくれたってこと？』

「あぁ。・・・悪い、、俺には何を選べばいいかわからないから・・・」

『うれしい！加藤先生は私の憧れの女性だから・・・すごくうれしい。』

小さな紙袋から小さな箱。

真っ赤なリボンをほどいて箱を開けると、桜の花のモチーフのチャームがついたネックレス。

『かっわいい～！』

朝田先生はホッとした顔をして、向かい合ったテーブルの向こう側から手を伸ばして、桜のネックレスを私につけてくれた。

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