-Team medical LOVE dragon-

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桜井病院の医師たちが、パッタリと来店しなくなった。



ウワサでは、みんな辞めてしまって、桜井病院は閉院すると聞いた。



母親が最期を迎えた桜井病院。
院長の桜井先生と、看護師の猪原さんには本当にお世話になった。



母親の余命を宣告された日、桜井先生と猪原さんは、一晩中、私と弟のそばにいてくれた。



弟は、桜井先生に肩を抱かれて震えていた。
私は、猪原さんの膝にすがって泣いた。



あんなあったかい病院が無くなるなんて・・・



時代の流れなの？



仕方のないことなの？



頭では理解できても、気持ちはなかなか納得できなかった。





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桜井病院が閉院しないとわかったころ、新しいお客さんが来るようになった。



モデルのような美人。
マッシュルームカットの金髪。
銀行員風めがねマン。
そして・・・
格闘家？サーファー？
日焼けした肌に無精ヒゲの長身の男。




マッシュルームカットの金髪は、すぐに医師だとわかった。
グリーンの術着をTシャツ代わりに毎日着ているから(笑)



他の３人も、何度か見かけるうちに外科医だと確信した。



いつも消毒のにおいがするし、指先に外科医独特の傷と痕がある。



まさか、この４人が桜井病院を救いに来たとはわからなかったけど・・・。









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