8話 ページ9
自分の椅子に座りそれを眺めていると、大先生が話しかけてきた。
「俺らにはなんか無いの？」
「あるはずないだろう、旅行じゃないんだ。あれは処理に困ったから持ってきただけだ。」
不満の声を漏らす大先生をコネシマに頼んで回収してもらう。やぁだ、やぁだと拒否しているが戦闘員のコネシマには勝てないらしい。ずるずると引きずられて見えなくなった。
「班長おかえりなさい。班長がいない間の書類は整理しておきました。」
そう話しかけてきたのは、Aが手塩にかけて育てた唯一男性の部下。彼は今ではAのような右腕の存在のようになっている。ありがとうと返しても、彼は下がらなかった。どうしたのかと彼の視線を辿ってみれば、衣服の山があるテーブルだった。衣服の山はすっかり小山になっている。お前にもなんかあった方が良かったなそう漏らすと班長は任務に行かれたのでしょうと苦笑いを浮かべた。
「そういえば新入りのやつどうだった？」
「彼女は容姿は素晴らしいのですが演技面が……」
言葉を濁す彼に素直に下手って言っていいんだぞと言うと彼はまた苦笑いを浮かべた。
「しばらく任務はないだろうからオレが演技指導にあたる。」
そう告げると彼は了解しましたと返事をし自分のデスクへと戻っていった。衣服の小山はなくなっていた。
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uzumeyuki(プロフ) - てくさん» ご指摘ありがとうございます。外すのを忘れていました。 (2017年7月22日 22時) (
レス) id: a0e3f7861e (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月22日 21時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uzumeyuki | 作成日時：2017年7月22日 14時
