7話 ページ8
屋上にある農場へと向かう彼を見送り、次はどこに行こうかと相談した結果Aが所属するハニートラップチーム、通称Htに向かうことにした。自室に戻り、着るか着ないか選別し後者にあたる服をゴミ袋の中へと放り込んでいく。あっという間に袋いっぱいになってしまい追加で大きめの紙袋を出したのだがそちらもいっぱいになってしまった。
ゴミ袋は赤、青、黄などの鮮やかな色の衣服が透けて見える。あれ4回目に会った時に貰った服だっけそんなことを思い出しつつゴミ袋をコネシマに託す。
Aは紙袋を持つと2階下のフロアにあるHtに向かうためエレベーターへと向かう。エレベーターに乗り込むと閉のボタン、7のボタンと順に押した。
「これ全部売ったらいくらになるんだ？」
「ブランド品とかあったから、結構高いとは思う。」
そんな会話をしつつ７階に着いたエレベーターから降り目的の部屋の扉を開けようとドアノブに手をかけると、部屋の中からはHtの班員だけではなく何故か大先生の声が聞こえる。コネシマでめんどくさいのいると視線で訴えるとコネシマも気づいたらしい。
いくら部屋の前に立っていても意味が無い、覚悟を決めると扉を勢いよく開けた。
勢いよく開けたことにより注目の目がAへと向けられる。おかえりなさいと部下の声を無視して、よれよれスーツの同僚の元に向かうとじろりと睨みつけた。同僚はAが帰ってきたことを知らなかったらしく驚きの目でAを見つめ返している。
「あ、あれA帰ってきてたん？」
「大先生。オレの留守中にはこの部屋に入るなよって言ってからオレ出たと思うんやけど？オレの記憶違い？？」
そう問い詰めれば大先生は視線をそらした。
相手にしてても仕方ない溜息漏らしながらテーブルの上で紙袋を逆さに向けた、中身は重力に従って机上に落ちる。コネシマにも同じようにゴミ袋を逆さに向けてもらう。あっという間に机の上には衣服の山ができた。
「ターゲットからのお土産だ、各自好きなやつ持ってくこと。」
そうAが言うとあっという間にHtの女性達がテーブル周りに集まる、Aはまるで職場にいながらスーパーのタイムバーゲンセールを見ているような不思議な気持ちになった。
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uzumeyuki(プロフ) - てくさん» ご指摘ありがとうございます。外すのを忘れていました。 (2017年7月22日 22時) (
レス) id: a0e3f7861e (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月22日 21時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uzumeyuki | 作成日時：2017年7月22日 14時
