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YG「お前なぁ、単純な話だろ。ダメなもんはダメなんだよ。」
『…?』
YG「魅力的なものにひかれて立ち位置禁止の場所に入ったら、同時に大事なものを失うぞ。」
『立ち入り禁止って』
YG「ジウはナムジュンから、そういうのを教わったと思うけど。」
『……。じゃあ、諦めるんですか?』
YG「それはお前が決めろ。」
『なんですかそれ!』
YG「俺はお前にはなってやれないからな。」
優しく笑うユンギさんに、私はそれ以上何も言えなかった。
YG「わかってほしいのは、お前は1人じゃないってことだ。お前を助けてくれる人は山ほどいるし、お前が間違った時叱ってくれる人も沢山いる。それに、」
ユンギさんの手が私の頬に触れる。
YG「お前が悲しかったら、俺らも悲しい。」
今まで堪えていたものが、一気に溢れ出した。
止まらない涙を、ユンギさんは優しく拭って、
YG「ほら、わかってない。やっぱバカだ。」
そうやって大きく笑ったから、私もつられて笑ってしまった。
『ユンギさん。惚れ直しました。』
YG「だろ?」
海を見つめながら、思う。
たくさんの人に支えられてきた。
助けてもらった。
そういうのが、私が守る幸せだってこと。
3つ目の幸せなんてとうの昔に見つかってた。
幼い私の夢のような時間は、終わっちゃったんだ。
体が軽くなった。
『あ、』
YG「ん?」
『家の鍵…』
YG「え?」
鞄をなくしたこともすっかり忘れていた。
『探しに行かなきゃ…』
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るお(プロフ) - うわー;;テヒョンと幸せ見つけて欲しかったです…;;でもジミン頑張ってたし…っ!!!主人公ちゃんと一緒に右往左往しました(笑)またお邪魔させてください♪ (2021年2月14日 21時) (レス) id: 69a7d29eb9 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - はぁ…ハマってしまいました。笑このお話は私の3つ目の幸せです笑この作品を作ってくださったumaさんに感謝してます!これからも陰ながら応援してます( ´ ▽ ` )ファイティンです! (2020年12月22日 16時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uma | 作成日時:2020年12月20日 21時