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『鍵…鞄の中だ……』
家の前でドアを開けようとした時に大事なことに気づいた。
テヒョンに投げつけた鞄の中に、財布やらスマホやら全て入っていたこと。
家の鍵もないので、入ることができない。
『惨めだ……』
ジンが帰るのを待つしかない…。
『どっか行くか。』
財布がないのでなにも買えないがテヒョンの元に戻るのも癪なので、私は公園とは反対方向に歩き出した。
辿り着いたのは、ユンギさんにふられた海だった。
『あー、やっぱ綺麗。』
悲しい気持ちを全て洗い流してくれるような綺麗な海に目を奪われた。
ふと、いろんなことが脳裏によぎる。
ジミンとのこと。
テヒョンとのこと。
『キス…されたじゃん。』
昔の私だったらきゃーきゃー喚いてるだろうが、そこそこ人生経験を積んだからか、虚しい気持ちだけが残っている。
もう全てを投げ出してしまいたい気持ちだった。
「こんなところで何してんだよ。」
突然話しかけられた。
よく知ってる声。
『ユンギさん』
振り返ると、ユンギさんが呆れた顔で私を見ていた。
ＹＧ「風邪ひくぞ。」
『たそがれてるんです。』
ＹＧ「相変わらずバカだな。」
結構ひどい。
ユンギさんは、バカと言いながらも私の隣に来てくれた。
『ユンギさん、最近どうですか？』
ＹＧ「……どうも何も、なんも変わってねぇよ。」
『………』
ＹＧ「でも、最近のお前は見てられない。」
『私？』
ＹＧ「お前、最近ひどい顔してるぞ。」
『そうですかねぇ』
ＹＧ「どんな状況かしらねぇけど、あんま考え過ぎんな。」
『それができたら、とっくにそうしてますよ。』
強がる私の足を軽く蹴って、ユンギさんは小さく笑った。
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るお(プロフ) - うわー；；テヒョンと幸せ見つけて欲しかったです…；；でもジミン頑張ってたし…っ！！！主人公ちゃんと一緒に右往左往しました(笑)またお邪魔させてください♪ (2021年2月14日 21時) (
レス) id: 69a7d29eb9 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - はぁ…ハマってしまいました。笑このお話は私の3つ目の幸せです笑この作品を作ってくださったumaさんに感謝してます！これからも陰ながら応援してます( ´ ▽ ` )ファイティンです！ (2020年12月22日 16時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uma | 作成日時：2020年12月20日 21時
