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ＴＨ「今思えば、俺のことテヒョンくんなんて呼び続けた女の子は1人だけだった。」
『何言ってるの？』
ＴＨ「俺、思い出したんだよAのこと。」
………私の名前。教えてないのに。
ＴＨ「Aちゃんって呼ぶべきなのかな…？」
『…覚えてたの？』
ＴＨ「Aに会うために帰ってきたのに。」
様子がおかしい。
そっと、周囲を見渡す。足元には数本のビール。
『テヒョンくん、…もしかして酔ってるの？』
真っ昼間から酒。しかも公園で大量のビール…。なんかアルコールっぽい匂いがするなとは思ったが…。
ＴＨ「酔ってる。だから今Aの幻覚が見えてる。」
『誰が幻覚じゃ。』
ＴＨ「ふっ」
テヒョンのおでこにチョップをすると、彼はにっと笑って私の手をつかむ。
そのまま私の肩に頭を乗せた。
『わっ』
ＴＨ「ちょっとだけこのまま…」
『これ…イケメンじゃなかったら許されないよテヒョンくん。』
ＴＨ「じゃあ俺は許される」
『さいですか』
正直ドキドキする。
触れている部分が熱い。
それよりも……。
サラサラの髪が目の前に…。
…さ、触りたい。
そーっと頭を撫でてみた。
『わー、さらさらー、猫みたーい。』
テヒョンくんの髪は触り心地が良くて、好きな相手ということも忘れて、思いっきり撫で回す。
存分に楽しんでいると、不意に腕を掴まれた。
そのままぐいっと引かれて、一瞬だけ、唇同士が触れ合った。
『………え？』
ＴＨ「………」
『な…んで』
ＴＨ「…ごめん。」
『…ごめんって」
ＴＨ「勝手なことした…。忘れて。」
髪に隠れてテヒョンの目は見えない。
まるで泣いてる顔を隠しているみたい。
その姿が綺麗で、同時に憎かった。
『…ふざけないで。』
ＴＨ「……」
酒に酔っているとはいえ、勝手な行動をするテヒョンに私の心は怒りで煮えくり返っていた。
『テヒョンくん、勝手すぎる。この、ばか！！』
手に持っていた鞄をテヒョンに投げつけ、私はその場を走り去った。
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るお(プロフ) - うわー；；テヒョンと幸せ見つけて欲しかったです…；；でもジミン頑張ってたし…っ！！！主人公ちゃんと一緒に右往左往しました(笑)またお邪魔させてください♪ (2021年2月14日 21時) (
レス) id: 69a7d29eb9 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - はぁ…ハマってしまいました。笑このお話は私の3つ目の幸せです笑この作品を作ってくださったumaさんに感謝してます！これからも陰ながら応援してます( ´ ▽ ` )ファイティンです！ (2020年12月22日 16時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uma | 作成日時：2020年12月20日 21時
