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次の週末は、ジミンにご飯に誘われたものの、用事があるからと断って不動産屋に足を運んだ。
ジミンに部屋のことを相談しようと思ったが、冗談抜きで「うち来なよ」とか言いそうだから、秘密にした。
会社の近くに部屋を借りようとしても、なかなか家賃が高い。
『駅近いもんなー』
ジンに助けてもらいはするものの、あまり贅沢が出来るほどの貯金もない。
『ジミンなんて車まで買ってるのに…なんだろこの違いは。』
はぁとため息をつき、現実逃避をするように、外に目を向けた。
『あ…』
そこには、見覚えのある公園があった。
テヒョンと初めて会った公園。
忘れようとしてるのに、神様はこういう時に残酷だ。
『なつかしー。こんなとこだっけ。意外と狭いな。』
昔は大きかった遊具も、今では小さく感じる。
休日ということもあり、子供連れの家族がそこそこ来ていた。
ふと、昔テヒョンと座っていたベンチを見る。
えーっと、右から3番目の……ん？
『…いる。』
男性が座っている。
私たちの思い出のベンチに、男性が1人、座っていた。
膝に肘を置き、頭を大きくうなだれて座っている。
『…大丈夫？あの人。』
関わるのも変だし帰ろ…と、振り向こうとした時、一瞬その人が履いている靴が目についた。
『あの靴…』
この前、テヒョンと会った時にも同じような靴を見た気がする…。
私は近くの自販機であったかいコーヒーを2つ買い、そろそろと男性に近づいた。
男性はピクリとも動かない。
生きてる？
すごく話しかけづらいが、彼が本物のテヒョンならもう一度話しておきたかった。
『あの…こんにちは。……大丈夫ですか？』
ＴＨ「………」
『あ、やっぱりテヒョンくんだ…。』
のそりと顔を上げたテヒョンは目を大きく見開き、体を起こした。
ＴＨ「なんで…」
『いや、ちょっと見かけたから。はい、これ。』
あったかいコーヒーを渡す。
テヒョンは明らかに元気がないという顔つきだった。イケメンに変わりはないが。
人のものだって思うからか、前よりも魅力的に感じてしまう。
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るお(プロフ) - うわー；；テヒョンと幸せ見つけて欲しかったです…；；でもジミン頑張ってたし…っ！！！主人公ちゃんと一緒に右往左往しました(笑)またお邪魔させてください♪ (2021年2月14日 21時) (
レス) id: 69a7d29eb9 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - はぁ…ハマってしまいました。笑このお話は私の3つ目の幸せです笑この作品を作ってくださったumaさんに感謝してます！これからも陰ながら応援してます( ´ ▽ ` )ファイティンです！ (2020年12月22日 16時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uma | 作成日時：2020年12月20日 21時
