モテる彼氏の隣 (ページ8)

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仲良いねページ8

来たる待ちに待った試合の日

……とはならず、サッカー部の試合の1週間後にこの学校では文化祭があるからそれの準備の時間が設けられて

ジェ「Aさーん！」

「あ、ジェシーくん」

ジェ「進んでます？準備！」

「まあまあだよー、ジェシーくんは？」

ジェ「まだまだグダグダだけどいい感じっちゃいい感じです！あ、俺衣装取りに来てたんだ！じゃあねー！」

「ばいばーい……ってうわ、どしたの」

サッカー部は毎年恒例のサッカー部の演劇があって、それの衣装をとりに来たらしい相変わらず元気なジェシーくんを見届けて、さあ作業に戻ろうと思ったら真後ろに北斗が居た

北斗「最近あの男と仲良いね」

「確かに。最近ジェシーくんとよく会うね」

北斗「確かに。じゃないんだよ、あいつ最近の慎太郎よりAと話してるんじゃない？」

なんか怒り気味の北斗の言葉に最近のことを考えると、まあそれも間違いじゃなくて

試合前だから慎太郎は朝練が始まって一緒に学校行けてないし、文化祭の準備の時間も慎太郎はサッカー部の方に行ってるし、昼休みは放課後練習できないからってサッカー部の方に行くし、放課後はもちろん部活だしで、たまに部活を待って一緒に帰るくらいで

「あ、でも毎日電話してるし」

北斗「そういう事じゃなくて、まあいいか。で、最近大丈夫なの？あの後輩」

「まあ、通常運転かな」

北斗「相変わらず我慢してんだね」

北斗の言葉にちょっと苦笑い

この忙しい時期に、我慢以外の選択肢は無い

慎太郎は私がサッカーの試合見にくるの楽しみにしてくれてるし、今回の演劇も主役の王子役をして欲しいって言われたけど彼女いるからと断って力仕事ばっかりの裏方に回ってくれたらしいし

慎太郎も頑張ってるし私も慎太郎が過ごしやすいようにしてあげないとと思う

北斗「我慢もほどほどにね。話聞くし」

「ありがとね、北斗」