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Aside
案の定、私と昇太が学校に着いたときには朝練は終わっていた。
「昇太-っ、ごめ-ん」
#21「まぁ、しゃあないしゃあない。そんなこと言ってんとはよ、クラス表見よ?」
「そ-やね」
窓ガラスに貼られているクラス表は、背の低い私には背伸びしても見えなかった。
その後ろでは、平然とクラス表を見る昇太。
なんやねん、、、
#21「Aも俺も同じやで、クラス」
「まじ!?」
#21「奇跡 笑」
「一緒すぎて怖い-----」
#21「嬉しいくせに!素直になれよ!」
「はぁ?素直ですけど-常に-」
#21「あ-あ-、そーでっか-」
「そーです-」
相変わらず私と昇太はいっつもこのやり取り。
ムカつく、、、、でもこの時間が幸せなんだ。
私と昇太は1年6組
教室には半分くらいの人が来ていた。
黒板の座席表は見なくてもわかる。
隣は昇太でしょ?
#21「A」
「ん?」
#21「隣、俺やないからな」
「はぃ?」
隣じゃない、、、、?
Why????
これまで幼稚園、小学校、、中学校と、新しい学年になって
昇太と隣の席にならないことはなかった。
#21「今回の席順、テストの点数順らしいよ?」
「テストの点数バレるじゃん、なにそれ」
#21「俺に言われても、、、」
「昇太はいいよ、人に言える点数なんだから」
#21「だな 笑」
「そこは納得しちゃだめでしょ 笑」
なんてたわいない会話をして、お互い席の場所に移動した。
この席順が運命の始まりだと、この時はまだ誰も知らなかった。
_______________神様以外は。
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すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 了解しました (2018年3月22日 21時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - ありがとうございます!お願いします (2018年3月21日 20時) (レス) id: 3950307191 (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 大丈夫です! (2018年3月21日 16時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - 特にありませんが、おまかせでも構いませんか? (2018年3月21日 14時) (レス) id: a589a13f8c (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» コメントありがとうございます!ジャンルはこれがいいとかありますか? (2018年3月20日 23時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーき | 作成日時:2018年1月10日 23時