41. ページ41
昇太side
Aや先輩方のために、8回までヒットは2本に抑えることができた。
今日は打撃も好調で、6回にはたつが3ランホームラン。
しかし
青戸高校4点リードの9回裏
フォアボールとエラーで2アウト満塁。
145キロのストレートがバットによって弾かれる。
#21「くそっ…!」
相手チームの4番に満塁ホームランを打たれ、同点になる。
そして次のバッターにも2ベースヒットを打たれてしまう。
「昇太っ!落ち着いて!」
#14「昇太っ!お前なら行ける」
そうベンチから声をかけられる。
もう一度気合を入れなおして、プレーを始める。
俺の後ろでちょこちょこと動くランナーが居たので、俺は迷わずけん制をする。
「「ボールがそれたぁぁぁぁぁ!!!」」
アナウンサーの大きな声にビックリする。
俺が2塁に投げたボールは、途中からショートを守っているたつの頭の上を余裕に越して
センターへ転がっていた。
そして2塁ランナーホームイン。
青戸高校はサヨナラ負け。
悔しくて悔しくて涙が止まらなかった。
#21「…グスッ、グスッ…グスッ」
「昇太…」
Aが声をかけてくれるけど、いつものように笑顔で返せる自信が無くてそのまま俯いた。
#14「…お疲れ」
#19「よく頑張った」
#6「昇太、ありがとな」
#49「かっこよかったで」
#21「…ありがとうございます。すみませんでした…」
グズグズ しているのは自分だけだと気づいて、片付けを始める。
#31「昇太…!お疲れ様。また頑張ろう」
#21「……」
たつが話しかけてくれる。
けど俺は…
#31「昇太…?」
#21「たつに、何がわかるんだよっ!!!!」
何も悪くないたつに、強く当たってしまった。
83人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 了解しました (2018年3月22日 21時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - ありがとうございます!お願いします (2018年3月21日 20時) (レス) id: 3950307191 (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 大丈夫です! (2018年3月21日 16時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - 特にありませんが、おまかせでも構いませんか? (2018年3月21日 14時) (レス) id: a589a13f8c (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» コメントありがとうございます!ジャンルはこれがいいとかありますか? (2018年3月20日 23時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆーき | 作成日時:2018年1月10日 23時