野球部の恋愛事情

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Aside



　お弁当を食べながら、柴田くんとたわいのない話をした。



　「柴田くんは何部に入るとか、決めた?」



#31「うん、野球部に入ろうかな-って思ってる」



　や………野球!?



　柴田くんが……??



#31「みんなには、たつには無理だろ-って言われるけど 苦笑 」



　腕、折れるよ…?



　あ、でもすばしっこそうだから向いてるか…



　内野手とか…



#31「い、、今井さん?聞いてる?」



　「あ、うん。野球好きなの?」



#31「うん、好き」



　ﾆｺｯと効果音の付きそうなくらい微笑む柴田くん



　「へぇ-。どこ守ってたの?」



#31「基本的にセカンドかな…?」



　やっぱり、やっぱり内野手だ



　「そ-なんだ。ショートかなって思ってた」



#31「僕は、まだまだだから」



　「そ、、そんなことないよっ!絶対」



#31「……」



　あ-!



　何やってんだ-。そんなこと急に言われたらテンパるよね…。



　「ご、、ごめん。急に」



#31「あ、いや、そ-ゆ-んじゃなくて…嬉しくて…」



　耳まで真っ赤にして俯きながら言う柴田くん。



　あざとい…。



　「ちょっと-照れないでよ-!こっちまで照れるじゃん」



#31「今井さんがあんなこと言うからだろ-」



　「あ〜あ、褒めてあげたのに-」



#31「じゃあこれから、今井さんに褒められるよう頑張るわ-」



　「ふーん。頑張れー 笑」



　昇太と話しているみたいで、なぜか少し安心した。









　

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