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富永くん、よく食べるなぁ…
あんだけ食べてもまだ足りなさそう。
サンドイッチを口にしながらそんなことを考えていた。
「お待たせー!!富永、はいこれ」
「さんきゅ」
「Aにもジュース買ってきたから、はいこれ」
「ありがと〜」
頼んでないのに買ってきてくれる寛太くん、ほんと優しいな。
.
.
寝てる…
私の隣で、すーすーと寝息をたてる寛太くん。
起こすのも可哀想だしねさせてあげよう。
「寛太、寝ちゃった?」
『あ、はいそうみたいです…』
「てかずっと思ってたけどなんで敬語なんだよ笑」
『えっ笑 いや、なんとなく…』
「なんとなくってなんだよ笑 隣の席だし、ためでいいから」
あ…
富永くん、隣の席ってこと覚えてくれてたんだ。
『はい…じゃなくて、うん、』
「よく出来ました」
ふにゃっと、笑顔を向けられて。
これで好きになんない人なんているのでしょうか。
.
.
『富永くんの下の名前って…ともよしだっけ』
「うん」
『どうやって書くの?』
「手貸して」
…?
すると、富永くんはいきなり手を握ってきた。
そして私の手の上で、指でなそりながら知義という字を説明してくれた。
富永くんの手の感触と熱が伝わってくる。
私の顔はきっと真っ赤なはずだ。
富永くんは自分がしてたことにはっとして。
「ごめん。いきなり手握ったりして」
『いや、、大丈夫』
熱い。私、富永くんが好きなんだ。
ようやく気付いたとこでカンタくんの目が覚めました←
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なつみー(プロフ) - ちょころんさん» ありがとうございます頑張ります!! (2018年5月28日 23時) (レス) id: c527bf5261 (このIDを非表示/違反報告)
ちょころん(プロフ) - 続きがすごく気になります…楽しみにしてます!これからも頑張って下さいっ!! (2018年5月22日 23時) (レス) id: 7432b5910b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつみー | 作成日時:2018年4月28日 12時