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キーンコーンカーンコーン…
「…戻ろうか」
『あのっ、富永くん先に行ってて?』
「え?」
『あのほら、2人で行くと怪しまれるかも…』
「んーそうだな。じゃあAあとから来て」
『うん、』
「…あと」
「俺ら、付き合ってる…んだよな?」
『!』
「ふ。」
少し意地悪そうに頬を緩めた後、富永くんはドアを閉めた。
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唇を触ってみる。
好きな人とのキスって、こんな感じなんだ…
なんて小学生みたいな感想。
でも…
やばい、私10秒前くらいに富永くんと、キスして…
誰も見てないのに、手で顔を覆った。
いろんなことを思った。
鼻と鼻ってキスする時ぶつかるのかなと思ってたけどぶつかんなくて、
富永くんの唇って案外柔らかいんだな、とか…
…すき。
富永くん。
ドアノブに手をかけて、屋上を横目で見ながらドアを閉めた。
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なつみー(プロフ) - ちょころんさん» ありがとうございます頑張ります!! (2018年5月28日 23時) (レス) id: c527bf5261 (このIDを非表示/違反報告)
ちょころん(プロフ) - 続きがすごく気になります…楽しみにしてます!これからも頑張って下さいっ!! (2018年5月22日 23時) (レス) id: 7432b5910b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつみー | 作成日時:2018年4月28日 12時