【あほの坂田。】幸せになりたい。【歌い手】

ならびかえ。 ページ6

Aside

朝、HRの時に伝えられた。

先「誰か席を、黒板が見えにくい人に譲ってくれ。それで誰か一番うしろに移ってもらう。」

目の前が不安の闇に包まれる。

私の席が変わってしまったら悠君とはどうなる？

悠君の席が変わってしまったら私とはどうなる？

不安、不安。

そんな気持ちだけが頭に取り残される。

そんなことを思っているうちにも先生の話は進んでいく。

先「＿＿＿＿＿＿＿変わるのは、





.






.





＿＿＿＿片島、お前だ。」

片島さん。片島 秋果(しゅうか)さんだ。

その人は、クラスの中心的人物。

中心的人物といっても、いじめをするような子では無い。

とっても優しくて、男子にも媚を売らない、逆に男子に対しては毒舌気味な子。

その毒舌は丁寧な言葉遣いだから更に胸に刺さる。これは悪い意味で。

片「分かりました。」

並び替えをする。相手は、




＿＿＿＿浦田 渉君だった。

二人ともすました顔で、すーっと席を交代する。

すると、浦田君は、悠君の方を見、ニッと笑った。

悠君は、吃驚した顔をしたけど、すぐ笑い返した。

二人は、仲がいいと言うことを学んだ。

並び替えは、して正解だった。

…本当に？

なんだか、胸がもやもやするな。

それも、知らないふりをする。

っえ！？→←にちようびのおわり。

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