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...なんて考えていたのに。
「ゲホッ」
ピピッ
「...うわぁ〜、8度2分かぁ」
浮かれてお腹でも出して寝てたのか
風邪をひいてしまい3日ほど学校を休んだ。
かなり良くなってきて
来週からはまた学校行けそうだなという具合まで回復していた。
Aちゃん、会いたいなぁ...
余裕が出てきた俺は、
ふとそんなことを考えていた。
ピンポーン
「だれやろ...はぁ、い」
A「これ冷えピタ、あと薬。おかゆとかやったら食べれる？水分とって！」
「...え？！Aちゃん？！なんで、」
知らない間にまた熱が上がって
とうとう幻覚でも見てるのかと思った。
ベッドに戻されてぼーっと
キッチンに立つ彼女を見ていると、
なんかいいなぁ、付き合ってるみたいや
なんて思いが浮かんでいた。
作ってくれたおかゆは
嬉しさも相まってとても美味しかった。
A「...好きやわ」
「...え？！」
A「あ、口にだしてもうた」
「いや、え？！ちょっと体調悪いの忘れるんやけど？！」
いや急展開すぎ！
焦って自分からも告白まがいのことを言ってしまった。
けど、もっとちゃんと告白したいから
これはノーカンでいいよね。知らんけど。
A「...佐野くんがいない講義はつまんない」
最後の最後にまた爆弾を落としていくAちゃん。
えーこちら病人の佐野、
想い人からの追撃により負傷しております！
「ゲホッ...なにやってんねんやろ、はよ治そ...」
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作成日時：2022年3月22日 22時
