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「Aちゃんおはよう！」
A「...おはよ佐野くん」
「なんかテンションひくない？」
A「いやそっちが高いんよ、今一限目やで」
「だってAちゃんに朝から会えんねんで？」
じっとこちらを見たかと思ったら
小っ恥ずかしいセリフはいてるの気付いてる？
なんて言われてしまった。
「今日練習いくん？」
A「んーどうしよ」
「え、でもベース持ってきてるやん」
A「まあね〜」
佐野くんが行くなら行こうかな
ってそんなんズルない？期待してまうやん。
「練習の後一緒に帰ろ！」
A「ん、いいよー」
「やった！楽しみ〜！！」
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A「なんか最近佐野くん以外と話した記憶薄いんやけど」
「そんなことないよ！先輩とかと喋ってるやん」
A「まあそうなんやけどさ〜...」
それもそのはず。
被ってる講義の時は絶対隣に座るし、
変なやつ寄ってこーへんように警戒してるからな！
犬は犬でも番犬なんで！
そして行動を起こす日はわりと突然やってきた。
ストレス解消話の流れで彼女にバックハグをして、
チラッと腕の中にいる彼女を見ると
いつもと変わらない様子。
「ストレス、をそもそも実感がしてないけど。...癒されたかも。」
けれど髪の隙間から見える耳は
あまりにも真っ赤で
心の中で思わずガッツポーズをしてしまった。
思ってたより意識してもらえてるやん！！！！
そろそろちゃんと告白して
もっと俺のこと考えてもらおうかな〜！
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作成日時：2022年3月22日 22時
