10 ページ10
side you
少し無言の時間に気まずさを感じて、
空気を変えるように話題を振った。
「ハルカとは最近会ったりしてないんですか？」
正門「ん？あぁ会ってないなぁ。最後にあったん去年の年始とかちゃうかな」
「西畑くんに出会えたのはよしのりさんのおかげ〜！って感謝してましたよ。笑」
正門「あいつ、大吾好きなんか。知らんかった〜。」
感謝は直接伝えてくれたらええのにね。
とこぼす彼。
親しげな様子に少し、ほんの少しだけ胸がチクりとした。
正門「ハルカと仲良いんやったら、Aさんはほんまにいい子なんやろな。」
「え？」
正門「昔から人を見る目だけは抜群にあるから。笑」
「確かに...。じゃあ良い子なのかもです。笑」
そう返事を返すと、互いに目を合わせて吹き出してしまった。
「その理論でいうと、西畑くんも良い子ってことですね。」
正門「そうやなあ、大吾はええやつやで。」
でも大吾はあかんで！
Aさんは僕だけ見ててよ。
そんなセリフをさらりと言えるあたりさすがジャニーズと言ったところだろうか。
「ふふっ、ファンサですね」
正門「えー？本気やで？」
そこから一気に打ち解けた雰囲気になり、色々な会話をして盛り上がった。
---
--
-
「あ、もうこんな時間」
正門「ほんまや。そろそろ出よか。」
「うわっ」
立ち上がった瞬間よろけてしまった。
楽しくて、強くもないくせにお酒を飲み過ぎてしまったようだ。
腕をつかみ支えてくれた彼に、大丈夫？と顔を覗き込まれると顔が熱くなる。
いや、これはきっとお酒のせいだ。
大丈夫です！と急いでお会計をしようと伝票を探すが見つからない。
すると、もう終わってるから出よう〜と言われた。
いや、いつの間に？
「自分の分出します！！これじゃお礼ならへんやないですか！」
正門「いらんよ〜、誘ったんこっちやし。」
「でも、」
正門「じゃあ次は払ってもらおうかな」
冗談ぽく彼が言う。
それ絶対次も出させてもらえんやつ。
てか次...次？
次があるのか？なんて混乱しながら返事をした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 188人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴっぴ(プロフ) - 良大好きさん» コメントありがとうございます！続きもまた書かかせていただきますので、その際はよろしくお願いします😌 (2022年3月4日 19時) (
レス) id: 5b39fa8500 (このIDを非表示/違反報告)
良大好き(プロフ) - 続編が見たいです (2022年3月4日 0時) (レス) id: 8a2ec6e583 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ(プロフ) - c1yuis2tanr3さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです😌またお話浮かんだら書かせていただきます！ (2022年3月2日 14時) (レス) id: 5b39fa8500 (このIDを非表示/違反報告)
c1yuis2tanr3(プロフ) - きゅんきゅんしてイッキ見させていただきました！笑佐野くんと小島くんのお話も書いて欲しいです☆°｡⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ (2022年3月2日 13時) (レス) @page30 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2022年2月26日 15時
