21 ページ21
side you
リチャ「おーい、そろそろ時間やし出よか」
「「「はーい」」」
みんなで店を出て駅の方へ向かう。
騒ぐ彼らを微笑ましく眺めていると自然に最後尾にきていた。
そんな私の横にスッと彼が並んだ。
正門「Aさん、大丈夫？」
「うん。今日はお酒飲んでないしね、佐野くんもおったし。」
正門「せやな。今日は電車で帰るん？」
「どうしよかな〜」
迷っていると、送って行くから歩いて帰ろう！と言われ返事をする前に彼は他のみんなに声をかけて私の家の方向へと歩き出した。
「あ、ちょっと、あの、楽しかったです！お先に失礼します！」
ハルカ「んふ。ばいばーいまた連絡する！」
「うん！ばいばい気をつけて帰りや！」
そう簡潔に伝えて私も彼を追った。
「遠回りやろ、ごめんな」
正門「ごめんじゃなくてありがとうがええなぁ」
「...ありがとう、よしくん。」
というか俺が強引に送ってるからなぁ。
むしろ送らせてくれてありがとう。
胸がいっぱいになる。
もっと一緒にいたいと思ってたから嬉しいな
正門「ん？なんて？」
やばい口に出てたか
「いやなんでもない！それより思ってたんやけどさ」
正門「なによ〜、どしたん」
「最近、前よりちょっとだけ距離感縮まったんかなって思ってるんやん」
正門「うん。俺も思ってるよ。」
「けど私のことさん付けで呼ぶやん、なんでなん？」
いやそれはなんというか恥ずかしくて、
とモゴモゴする彼。
いつもは紳士で大人な彼の中に、年相応な姿をみつけて嬉しくなった。
「やから、良かったら私のことAって呼んでほしいな、なんて」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 188人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴっぴ(プロフ) - 良大好きさん» コメントありがとうございます！続きもまた書かかせていただきますので、その際はよろしくお願いします😌 (2022年3月4日 19時) (
レス) id: 5b39fa8500 (このIDを非表示/違反報告)
良大好き(プロフ) - 続編が見たいです (2022年3月4日 0時) (レス) id: 8a2ec6e583 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ(プロフ) - c1yuis2tanr3さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです😌またお話浮かんだら書かせていただきます！ (2022年3月2日 14時) (レス) id: 5b39fa8500 (このIDを非表示/違反報告)
c1yuis2tanr3(プロフ) - きゅんきゅんしてイッキ見させていただきました！笑佐野くんと小島くんのお話も書いて欲しいです☆°｡⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ (2022年3月2日 13時) (レス) @page30 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2022年2月26日 15時
