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rb｢お疲れ、ゾム｣
zm｢あー...お前、見てたんか｣
重々しい空気から逃げるように総統室を出てきた。あてもなく廊下を彷徨っていれば、後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
我々国の中でも付き合いの長い友であるロボロは、情報管理室でいつも城内全ての監視カメラを見ている。
勿論、総統室も例外じゃない。
rb｢俺からしたら、ゾムがなんでそんなアイツに固執するんかが分からんのやけど｣
zm｢それはな、俺もわからへん｣
rb｢は？｣
一瞬で怪訝な表情になった彼に苦笑いを向けると、呆れたように溜息をつかれた。しかし俺の性格を分かってか、それについては何も言われなかった。
流石、幼馴染というか。なんというか。
rb｢なんでもええけど、国に迷惑はかけんなよ｣
zm｢分かってる、｣
rb｢じゃええんちゃう？とりあえず今んとこウチに危害は加えられてへんし｣
そんな話をしていれば、いつの間にか遠射部隊の訓練場所である射的場が見える所まで来てしまっていた。
足を止めて窓越しにその様子を眺める。
男達の中で１人、自身の腕よりも太い銃を構えて、的に狙いを定める彼女の姿がある。
子気味良い発砲音と共に彼女が狙ったのは３.５キロ先の的。ショッピが呆れた顔をするあたり、ド真ん中を貫いたのだろう。
エイムが良すぎるだろ。
rb｢....躊躇うなよ｣
zm｢え？｣
俺の隣で一緒にその様子を見ていたロボロの方を向く。
日の光に照らされた彼は、ピンク色のビー玉のような、純粋で綺麗な目をしていた。
rb｢危なかったらさっさと殺せ、余計な感情持つんちゃうぞ｣
zm｢.....分かってるわ、チビ｣
心無い言葉も、強い信念と正義を貫いているからこそ出てくるもので。俺の弱い心が惨めで、情けなく思う。
今までこれほど自分の感情をコントロールできなかったことなんてない。
自分が自分じゃないみたいで怖い。
耳にしたことはあったが、まさか自分の身に起こるなんて考えすらしなかった。
rb｢さーて、もうそろそろ戻るかぁ....｣
zm｢......｣
rb｢なんちゃう顔してんねん、気持ち悪いわ｣
さっさと元に戻れよ〜
そう言って笑ったロボロは、じゃあなと片手を上げて帰っていった。
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狐火(プロフ) - 我儘ですけど、作者さんの書いた続編が見たいなって思ってます。この続きすごい気になりますし、これから始まるであろうntjuとuneiとの絡みがすごい見たい……なので！これからも更新お待ちしてます！！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
狐火(プロフ) - ハマりました…更新いつでも待ってます… (2021年8月3日 17時) (レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
はぁな。 - あの、更新遅くても本当に私達は構わないので、続きをきゃらめるまきあーと。さんの言葉で書いて欲しいです！体調崩さない程度に頑張って下さい！ (2021年8月3日 9時) (レス) id: b36ca423a9 (このIDを非表示/違反報告)
星 - あの、好きです！付き合いましょう！尊死しますよ！約50話おめでとうございます！更新は遅くなってもいいので、体調崩さない程度に頑張ってください！ (2021年8月2日 0時) (レス) id: b61274ff34 (このIDを非表示/違反報告)
おおつき(プロフ) - 更新が遅くても構わないのできゃらめるまきあーと。さんの言葉で続きを読ませていただきたいです！こんな素敵な文章を書くのには時間がかかるのは仕方のないことですので…良い報告をお待ちしております！！！！！ (2021年8月1日 23時) (レス) id: 49764b0ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃらめるまきあーと。 | 作成日時：2021年3月25日 18時
