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私から視線が逸れる。あの兵士のことを思えば不謹慎かもしれないが、攻撃を仕掛けるなら今しかない。
いいや、私は予め忠告した、だから文句を言われる筋合いはない、！！
『ふッ！！』
ダイヤ剣をローナイトの心臓部分へと突き刺す。長く美しい剣は彼の体を貫き、赤黒い液体が飛び散った。
剣の柄頭を足で蹴り、更に体へと押し込む。
｢クﾞァァﾞァﾞァﾞアﾞ！！！｣
痛みに暴れるローナイトから剣を引き抜き、距離を取った。今しかない、動きが鈍っている間に。
次の一手を、傷が治る前に__っ
『あﾞあﾞあぁﾞァﾞｯ！！！！』
肩が燃えるように熱くて、視界が白く点滅する。
あまりの痛さに蹲ってしまいそうだ。
奴が操る真槍は別の生き物のように動き、斬れ味のいい穂は皮膚や肉をいとも容易く裂いた。
痛くて苦しくて、息が。
『ッ....っぁｯ、クソ！！！』
動け、構えろ、剣を上げろ。
踏ん張れ、私。
『っぐ.......っ！！！』
無事だった左腕に剣を持ち替えて、全身の動きを使って斬撃に力を込める。狙いは勿論、
首！！
『いけ____ッ........！、』
ローナイトの首に諸刃の刃が刺さった瞬間、大きな衝撃が剣先から左手へと伝わる。その力も加わった斬撃はローナイトの首を刎ねて___
『....終わっ、た』
呆然と立ち尽くした私の目の前に崩れるローナイト。その傷口が塞がらない事が、何よりも証拠だった。
＊＊＊＊年越しの因縁がひとつ、ここで終わった。
.
『いだ、痛ぁッ、し...死ぬ....、』
喉がヒュッと音を鳴らして空気を吸い込む。
一瞬忘れていた肩の痛みが思い出したように襲いかかってきた。死ぬほど痛くて、涙が溢れ出てくる。
痛い、痛すぎる。
痛みと出血から、もう立っていられなくて視界が揺らぎ身体が傾いた。
zm｢...！A！｣
意識を失う前、最後に見たのは駆け寄ってくるゾムと
小さく見えた、黄色と緑の影だった。
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狐火(プロフ) - 我儘ですけど、作者さんの書いた続編が見たいなって思ってます。この続きすごい気になりますし、これから始まるであろうntjuとuneiとの絡みがすごい見たい……なので！これからも更新お待ちしてます！！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
狐火(プロフ) - ハマりました…更新いつでも待ってます… (2021年8月3日 17時) (レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
はぁな。 - あの、更新遅くても本当に私達は構わないので、続きをきゃらめるまきあーと。さんの言葉で書いて欲しいです！体調崩さない程度に頑張って下さい！ (2021年8月3日 9時) (レス) id: b36ca423a9 (このIDを非表示/違反報告)
星 - あの、好きです！付き合いましょう！尊死しますよ！約50話おめでとうございます！更新は遅くなってもいいので、体調崩さない程度に頑張ってください！ (2021年8月2日 0時) (レス) id: b61274ff34 (このIDを非表示/違反報告)
おおつき(プロフ) - 更新が遅くても構わないのできゃらめるまきあーと。さんの言葉で続きを読ませていただきたいです！こんな素敵な文章を書くのには時間がかかるのは仕方のないことですので…良い報告をお待ちしております！！！！！ (2021年8月1日 23時) (レス) id: 49764b0ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃらめるまきあーと。 | 作成日時：2021年3月25日 18時
