目指すは美少女、走れや乙女。【d!】【ut】 (ページ7)

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6レース目ページ7

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『お、遅れました……』

やっと教室につき、恐る恐る戸を開ける。
皆開ける音に反応したのか、こちらに振り向いてくる。

「…え、だれだれ」
「さあ…？転校生？」
「いや、それはないでしょ」

私が入った瞬間、辺りがざわざわとし始める。コンタクト効果すげぇ。
あ、前髪も分けてるからかな。私ってわからないくらい…？へへ、ちょっと嬉しいかも。

「もしかして橋原か？遅刻したんならさっさと席につけ。」
『はっ、はい……』

もしかしてってなんだよもしかしてって……ま、まぁいいや。
皆私があの橋原だってわかって驚いてるらしい。私の方をチラチラ見て何か話してる。

「ふーん、だいぶ雰囲気変わるじゃん。」
『そ、そうかな？』
「うん。まあまだまだこれからだし。頑張れ。」

後ろの席のかえちゃんが超絶真顔で応援してくれる。まったく気持ちがこもってない
気がするのは私だけかな？？？？

『ふふふ、えへへへへへへへ……』
「おい橋原。何気持ち悪い笑い方してんだ。遅刻もしたし罰として休憩時間に生徒会室にプリント届けにいけよ。」
『エ。このクソ教師め…』ﾎﾞｿｯ
「何か言ったか？」
『イエナンデモ』

【速報】教師が生徒をパシる
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