第18話「違うわ」 ページ20
昨日あんなことがあったせいか、よく眠れなかった。
気分転換に外に出てみたけど、心は強く締め付けられていた。
「彼岸さん、おはようございます」
「おはよう……ソニアさん」
「あの、もしよろしければ今日、女子のみんなで海水浴をしませんか？」
「海水浴……?」
「モノクマからの動機でみなさん互いを疑いあっているので……親睦を深めたいのです」
「………ごめんなさい。やめておくわ」
「そうですか……残念です。また遊びましょうね！」
「えぇ。ごめんなさいね」
そして私はなりゆきでソニアさんとレストランに向かった。
朝のレストランはコロシアイと言う言葉から唯一離れられる時間だと思う。みんなもこの時ばかりは明るい。
「ねぇねぇ、カオルちゃん……今日、集まれないかな？」
「小泉さん……えぇ、分かったわ」
「良かった。カオルちゃんに確認したいことがあって…14時でお願いね」
小泉さん、彼女もゲームの登場人物……
きっと彼女もゲームをプレイしたんだわ。私も、あのゲームについて聞きたい。
レストランで談笑した後、私はコテージに戻った。そしてなんとなくポストを確認してみると
「……15時にビーチハウスにお願い。小泉真昼より…」
別に用事もないし、それでいいわね。
そして15時まで適当に時間を潰しビーチハウスに向かった。
「ごめんなさい、小泉さん。遅れちゃって……
……えっ……？！」
そこで見たのは小泉さんの……無残な姿だった_______
「小泉、さん……っ」
いきなりのことに私は思わず意識を手放してしまった。
「____ん！彼岸！」
「っ……！ひ、日向君…？！」
「お前、どうしてここに…」
「何が……こ、小泉さん……」
「もしかして……お前が…」
日向君の目。まるで……絶望をみるような…
「違うわ！私は小泉さんのこんな姿を見て気を失って…」
「日向くん。彼岸さん。今はまだ何もわかってないんだからそうやってても仕方ない、と思うよ？」
「…そうだな、ごめん……」
「…ええ…」
本当……訳が分からないわ……
それから捜査を続けてもなにひとつ分からなかった。
自分が今置かれている状況すら理解出来なかった。
「彼岸さん。ここにいたんだね」
「狛枝君……？」
「モノクマが今すぐ空港に集まって、だってさ」
「……ごめんなさい、今はまだ…」
「来ないと処刑だって言うから、彼岸さんも行かないと」
「……わかったわ」
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ぎん(プロフ) - 作者です。http://uranai.nosv.org/u.php/novel/tmei07013/ 編集出来なくなったので続編作りました。よろしければご覧下さい。 (2016年10月13日 23時) (
レス) id: 9181fd1acb (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 林檎さん» はじめまして！林檎さんの希望は微笑むとは限らない、密かにファンです笑コメント＆お褒めの言葉いただけて嬉しいです。こちらこそ応援させてください！！ (2016年9月12日 22時) (レス) id: 9181fd1acb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - ぎんさん初めまして！お話の書き方とか展開の持っていき方とか尊敬するところが沢山です…！これからの展開が凄く楽しみです！更新頑張って下さい！ (2016年9月12日 13時) (レス) id: 580b9eeb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎん | 作成日時：2016年9月6日 22時
