第14話「で、どうしたの？」 ページ15
十神君が亡くなって、花村君も亡くなってから1日が過ぎた。
狛枝君は危険だからって縄で縛られてるらしい……
ちょっと気になるけど、今日は何もやる気が起きない。
「ねぇねぇ彼岸さん。一緒にゲームしない？」
「……やめておくわ。七海さんに迷惑かけるだけだから」
「むぅ……彼岸さんを人殺しになんて私が絶対させないからっ」
七海さんは普段のぼーっとした姿からは想像出来ないくらい真剣な顔つきでそう言った。
「な、七海さん……」
「彼岸さん、もっと自信もって？自分は絶望じゃないんだ、ってさ」
「……ありがとう」
「うんっ。あ、日向くん！」
七海さんの視線の先には日向君が歩いていた。
「七海、それに彼岸も。二人でいるなんて珍しいな」
「今からゲームしようと思って。日向くんもやろーよ」
「あぁ。でも俺弱いぞ？」
「仲間とゲームをやるのに強いも弱いもないよ。じゃあ私のコテージにレッツゴーっ」
その後は七海さん達とゲームをして過ごした。
「っあー！ゲームやるだけで疲れた…」
「ゲームやるだけ？ゲームは疲れるんだよ！いっぱいいっぱい頑張ったから疲れるに決まってるよ！」
「お、おう……ごめん…？」
「あははっ」
「……彼岸さん、笑ったね」
「あぁ、笑ったな」
2人は顔を見合わせてぷぷぷっと笑っていた。
「へっ？私、笑えてなかったかしら……？」
「愛想笑いじゃない笑顔って分かるんだよな。楽しんでくれてよかったよ」
「ふふ……ありがとう」
夜時間、モノクマが公園に集まるようアナウンスを流した。
「……」
正直、モノクマに言われることといえば動機しかない。
ならそれをしなければいいだけ…
なおさら行く気にはなれなかったけど…
「…狛枝君…」
狛枝君が縛られていたことを思い出し、すぐに旧館に向かった。
ガチャ
「…狛枝君」
「モノクマアナウンスが流れたって事は次の動機提示かな？」
「えぇ、そうみたいね」
「で、どうしたの？」
「貴方を解放することはできないわ。
だからあなたはこのままでいてくれるかしら。私が行ってくるから貴方はそれを待っててくれる？」
「まぁ、仕方が無いよね……分かったよ」
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1000pt超えありがとうございます。
まだ恋愛小説のレの字もいかないドシリアス小説ですがよろしくお願いします。
自分で罵倒したけど泣いてないです。
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ぎん(プロフ) - 作者です。http://uranai.nosv.org/u.php/novel/tmei07013/ 編集出来なくなったので続編作りました。よろしければご覧下さい。 (2016年10月13日 23時) (
レス) id: 9181fd1acb (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 林檎さん» はじめまして！林檎さんの希望は微笑むとは限らない、密かにファンです笑コメント＆お褒めの言葉いただけて嬉しいです。こちらこそ応援させてください！！ (2016年9月12日 22時) (レス) id: 9181fd1acb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - ぎんさん初めまして！お話の書き方とか展開の持っていき方とか尊敬するところが沢山です…！これからの展開が凄く楽しみです！更新頑張って下さい！ (2016年9月12日 13時) (レス) id: 580b9eeb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎん | 作成日時：2016年9月6日 22時
