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スピンオフ37 ページ37
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「丸山さーん、移動します…」
マネージャーさんが僕の雰囲気を察して恐る恐る声をかけてくる。
「あ……うん」
僕最低やわ。
僕が悪いのに周りに八つ当たりして。
「大丈夫ですよ！事務所がどうにかしてくれますし！」
そんな事やないねん…。
車に乗り込んでマスクをつける。
目を閉じようとした時、携帯が震えた
『隆平くん！記事見た？』
……沙織ちゃんからや。
『見たで。』
『どうする？付き合ってるって書かれてるけど。』
『事務所がどうにかしてくれるやろ。』
はあ、っとため息をつく。
沙織ちゃんにはしばらく会わへんようにしよ。
携帯をマナーモードにしてもう一度目を閉じた。
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作者名：凛 | 作成日時：2017年7月23日 10時
