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「裕美さん、貴方のしてる誤解を解いてあげます」
「…何よ」
「まず1つ目、Aは小・中学時 貴方と関わったことはないです」
「2つ目、この写真を見てください」
「!?」
「Aには従姉妹がいます。しかもそっくりな。貴方はこの方と勘違いしてるんです」
「そういや、裕美ってたまに私のこと間違えるよね」
「……」
「じゃあ、私は間違ってたの?」
「「うん」」
「裕美言ってたよね。愛されたいって。ならもう愛されてるじゃん。クラスの皆からさ」
「…!」
「この世界で必要とされない人はいないんです。貴方もそう。」
「ごめっ…ごめんなさい…わ、私、とんでもないこと…し、しちゃった」
泣いてる彼女、涙によって偽りの仮面が剥がれた気がした
かよわくて、普通に女の子で。いつもとは違う裕美。
恵美「解決してよかったですね。それにしても覗き見とは趣味悪いですよ」
鈴木「恵美がメールで呼んだんじゃないですか」
ぞろぞろと出てくる男子軍
「彰太…!」
「A、ごめん。俺…」
「話がある。来てくれないか」
****
「本当はずっと前から自分の気持ちに気づいてた」
「でも失敗を恐れて言い逃れていたんだ」
「でも伝えない分 Aへの気持ちが大きくなって辛くなって…俺」
「お前のことが好きだっ」
初めて見た彰太の赤面
言葉のひとつひとつ発する度、私の顔が熱くなる
「私だって好きなんだからっ」
失敗を恐れるな。間に合わなくなる前に。
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作者名:はる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukayumiharuna/
作成日時:2014年5月26日 16時