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52:すごいムカつくんですけど ページ14

裕美Sideです


もう…。

なんなのよ、こいつら。


このタイミングで………。

Aちゃんがカッターを見ている。


なおせ、ってこと?


まあ、余計な人が入ってきたし、仕方ないわね……。

私は、Aちゃんにしか聞こえない声で呟いた。

「覚えてなさいよ……



私は、アンタを許さないから」

「……」


なんで何も言わないのよ!?

普通なら、普通なら……。






どうするんだろう。






あとで知ったんだけど、このとき、Aちゃんは疲れきって寝ていたらしい。

どうして寝れんのよ……?


どうして平常心でいられるの?

皆に守られてるから!?

ムカつく。


ホント、そういうところが気に食わない。

どうしたら理解するのよ!?


塾には行ったことないだなんて、とぼけるし……。


……やっぱり、許せないのよ。私は。
アンタのこと。

53:従兄妹同士の思惑→←代筆者挨拶



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作者名:はる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukayumiharuna/  
作成日時:2014年5月26日 16時

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