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俺の好きな子(22) ページ27

〜姉さん〜

(※今回彼女名前しか出て来ないです)

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前作品ページの台詞でチラッと言ったかもしれないけど、俺には姉さんがいる。
二才離れた、多分アヤさんと同い年の姉さん。

特段意地悪って訳でも優しいって訳でもないけど、仲は悪くないと思う。
偶に一緒に対戦ゲームしたりするし。

それでも不満っつーのは溜まったりする訳で。
そのうちの不満の一つ。


「姉さん朝。起きて」


毎朝姉さんを起こさないといけないこと。

姉さんは兎に角朝弱く、その上夜は強いもんだから誰かが毎朝起こさないといけない。
誰かが、と言っても、母子家庭で母さんは朝から仕事な為俺しかいないんだけど。

……別に一回で起きてくれるなら大した不満もなく毎朝やっても良いけど、困った事にそうはいかない。
俺の姉は何回、下手したら何十回声を掛けないと起きない為俺も毎朝早起きする必要がある。


「姉さん朝。いい加減起きて」

「んー………うるさいバーカ」

「人に起こしてもらってる分際で暴言吐くな。起きろ」

「ケチくさー……モテないよ」


『サヤちゃんに』

そう欠伸をしながら語尾にハートを付けた姉さん。
姉さんの口から彼女の名前が出て来た事と的確に当てられた事。

それ等にビックリしてドアに指を挟んだ。


「え、えっ?!」

「あははっ、その反応は当たりかぁ。お前は本当に分かり易いね」


軽快に笑う姉さんに何で知ってるのか聞けば何でもアヤさんとは同級生だったんだとか。
じゃあアヤさんが広めたのかと一瞬思ったが何だかんだ言ってアヤさんは口が固いし、何より自分専用のスマホを持っていない。

代わりに家族兼用のスマホを私用させてもらってるらしいが必要最低限の連絡先(友達)しか入れてないと前LINE交換した時自慢げ見せて来た中姉さんのLINEは無かった。

……いや本当に何で姉さんが知ってんだ。

姉さんを一瞥。
姉さんは楽しげに笑った儘『おー、考えてる考えてる。愉快愉快』と。


「いや〜、前ハヤテに好きな子のタイプ聞いたじゃん?そん時上げてた特徴がまるでサヤちゃんだったからさ〜。何となくで言ったけど……叶わない恋するねぇ」

「何となくで当てんなよ!?」

「あぁはいはい。……あ、待って遅刻すんじゃん!!私着替えるから出てって!それとも見る?」

「見ねぇよ!!何を思って実の姉の着替え見る何て奇行に走るんだよ!!」

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設定タグ:実話 , 日記 , 恋愛   
作品ジャンル:エッセイ/日記, オリジナル作品
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葉璃/Hari. - そして最近、非常に困っています。彼からの恋愛感情をしっかり自覚してから、目を見て話せないんです。ドキドキしてしまい、話もうまくできず逃げてしまいます。もしよろしければ、アドバイスを頂けたら、うれしいです… (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - クラスメイトも担任も皆、両想いなんじゃね?と、前々から薄々気づいていたらしく(担任まで…)くっつけようという感じになっているのですが、肝心の我々が一歩踏み出せておらず(笑) (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - 何故コメントをしたかというと、今好きな人と両想いなことが発覚したからです。ニ者面談で担任にばらされました(オワタ)…と思っていたら、男子が「あいつお前のこと好きなんだって」と教えてくれまして。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - とてもとてもご無沙汰!です。葉璃です。時折作品を読みに戻ってきてはいたのですが、とうとうコメントを…(笑)私はこのお話が大好きですので、待ちきれなくなった所存でございます。前回のコメントへの誠実な返信、ありがとうございます。感動致しました。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
フクロウ少女 - 本当に実話かと思うほど学校生活やその外が充実していて、展開が多くて面白いです。私は性格のせいもあり、全然そういうことがなかったからとても妬ま...羨ましいと感じた。(自分はそういうの無視して本読んでるタイプ)こんなことがあるととても日常が輝いて見えそう。 (2020年6月22日 17時) (レス) id: 7343bd90c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハヤテ | 作成日時:2019年9月5日 0時

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