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カフェモカとおにぎり ページ19
しばらくすると、ランチから戻ってきた増田が隣に腰掛けた
『まだ終わんない？』
「あともうちょっとかな」
祐子ちゃんが自分のデスクに戻ったのをチラッと見えた
今この空間は増田と私だけ、2人きりの時間
『あ、これあげる』
「ありがとう」
私がいつも飲んでいるカフェモカとコンビニのビニール袋を私に渡した
その中身を覗いてみたら、2つのおにぎりが入っている
『2個で足りる？』
「足りる、そんなに大食いじゃないし」
シャケとツナマヨ、どっちも私が好きな具
言わなくても食べ物の好みはお互いわかってる
おにぎりを頬張りながら、少し休憩を取る
『俺が買ってあげなかったら、何も食べないだろ』
「まぁ、買いに行く時間もないよ」
祐子ちゃんと居ても少しでも私のことを考えてくれたのはすごく嬉しかった
増田が買ってくれたカフェモカを一口を飲んで、心まで暖かくなった
私をシンデレラにしてくれる王子様は→←行かないし行けない、本当は行きたくない
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作者名：ななみ | 作成日時：2017年12月15日 11時
