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もう1人の同期 ページ13
オフィスを出ていく2人の背中を見て、はぁーってため息が思わず出てしまった
私も飲みに行く約束してるから、急いでまだ残ってる仕事を片付ける
会社を出て、自分のマフラーを巻いて1人で駅前の居酒屋に向かう
ビールを片手に盛り上がっている仕事終わりのサラリーマンで店内が賑やか
知り合いが居る奥のテーブルに向かって、その向かい側に腰掛ける
「ごめん、待った？」
成「いや、俺も来たばっか」
向かい側に座ってるのは増田以外もう1人の同期、加藤成亮
3人でもたまに飲んでたけど、祐子ちゃんと付き合ってからその回数もかなり減った
入社当時は同じく営業部に配属されたけど、営業の仕事が合わなかったみたいで2年目から企画部に異動した
シゲの才能が企画の仕事に向いていて、やりがいがあるって異動当時から本人が言ってた
今となって大きな仕事を任されるようになった、企画部次期係長候補って噂が出るくらい仕事の評価がいい
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作者名：ななみ | 作成日時：2017年12月15日 11時
