トゥスクルへ ページ31
『は…?姉上が…?』
ドリィ&グラァ「はい」
蜜璃「えっと、どうゆう事…?それからこの子達は?」
2人と私を甘露寺殿が交互に見る。
恐らく状態を把握できたのは私だけだろう。
『すみません、皆様へ説明したいので…少し時間をいただいても?』
そう2人に投げかけるとこくりと頷く。
槇寿郎「どうゆう事だ、解るように説明しろ!」
『ここは私がいた世界に間違いはありません。
そしてそちらの2人は私が訪れようとしていた國の方々で、どうやら私の姉が絡んでいるらしいのですが…』
宇髄「…だからそいつ等にも耳と尻尾があるのか…」
悲鳴嶼「宇髄、話の腰を折るな…」
ヘイヘイと宇髄殿が両手を頭の後ろで組む。
『私としてはそちらの國へ行きたかったのもありますし、姉上が絡んでいるとなると内容も気になります。
…トゥスクルの
なのに、何故敵対しているのか…
姉上は少々…いや、かなり思い込みの激しい所がありますので…』
しのぶ「
『失礼、國を治める方をそう呼びます』
伊黒「…王様という事か、或いは天皇か」
杏寿郎「どちらにせよ、国の頭であると言う事か」
無一郎「…妹にそこまで言われる姉さんって…」
『ここに居ても拉致があきません、お2人は私達を捕らえようとしましたが、先程敵意や悪意は無い事をお伝えしましたら國に来て欲しいと言われましたので、そちらで少し厄介になろうかと…どうでしょうか?』
槇寿郎「……姉の件でお前を人質に、とかは無いんだな?」
ギロリと2人を見る槇寿郎殿。
ドリィ「いえ、
グラァ「その様な扱いは決して致しませんので!」
伊黒「…信用していいのか??」
ドリィ&グラァ「そ、そんな…!」
『大丈夫です、信に足ると判断致しました』
笑って答えると伊黒殿は「頭痛がしてきた…」と額を押さえていたが…
この2人は信用しても大丈夫、そう目を見て思った。
『もし問題が無いのでしたら、差し支えない程度で構いませんので…
情勢等を道すがら教えていただけませんか?』
ドリィ殿とグラァ殿にそう問うと、解りました!と同時に2人の声が重なった。
無一郎(………なんだろう、あの2人を見ていると、何かを思い出しそうな…)
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作者名:綺羅 | 作者ホームページ:https://plus.fm-p.jp/u/tukimisou225
作成日時:2022年12月1日 21時