まふまふ誕生祭2018！！ (ページ3)

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保健室の眠れる王子２　透花ページ3

保健室の眠れる王子2

「え、なに提案って？」
私は、頭をかしげて、はてなを思い浮かべる

「そんな難しいことじゃないけど、Aには、難しいことかもね～」

なんだコイツむかつくぞ
久しぶりにしゃべったからって…

「そんなことないけど、なに提案って、なにが難しいの？わけ分かんない、」

「へーじゃあ、提案なんだけどさ」
改めて真冬が言う、

「なによ」

「このベッドで一緒に寝るのがいいと思いまっす！」
シーンと部屋が静まりかえる

「は？」

「だ！か！ら！一緒にこのベッドで寝ればよくない？」

「はぁっ！？いや、なに言ってんの？」
多分その時の私の顔は真っ赤だっただろう
どうかしそうなくらい胸の鼓動が速くなるのが分かった

「うわ、顔あか～い！もしかして恥ずかしい？？Aは、純粋だな～」
といやなほどにニヤつく真冬を前に私は、思いっきりカーテンを閉め
保健室を出た

そこからの記憶はあまりない、ただ走った、ただただ走った

真冬と誓った言葉、私だけが覚えてるみたいで、バカみたい

私だけが、真冬のこと、
まだ好きみたいで…

久しぶりに、喋ってやっぱり私
真冬のことが好きなんだと
そんな気持ちが溢れた

真冬は、意識してないかもしれないのに
私だけが、意識してるみたいで
いやだ…

私の頬に、涙が溢れるのが伝わった

「真冬…誓いの言葉忘れちゃった？…」

「忘れてなんかないよ、A。」