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僕はベンチから立ち上がり、スッとへラムに左手を差し出した。
『ほら、帰ろうへラム。僕もう眠たくなってきちゃった』
「…うん」
そう言ってへラムは立ち上がると僕の手をそっと握る。恥ずかしそうなへラムに、なんだか僕まで恥ずかしくなってきた。
「ギョンス…、あのさ」
『ん？なに？』
「その…、僕が女ってこと、みんなには黙っててくれる？」
『え、なんで？』
「なんでって…、」
僕の答えが意外だったらしい。目を大きく見開いて僕を見てる。
『言った方がいいんじゃないの？部屋のこととか…、お風呂のことだってあるし…』
「ギョンスお願い！このことはみんなには黙っててほしい」
『うん…？』
「ギョンスだからすんなり僕を受け入れてくれたけど…、っていうか僕絶対追い出されると思ってたし…。他のメンバーは認めてくれないかもしれないよ…？」
『え、そうかな…？チャニョルヒョンとかむしろ喜びそうだけど』
「なんで喜ぶの。おかしいでしょそれは」
『うーん、そうかなあ？』
「それに僕、女だからって特別扱いされたくない。だけど女だってわかったらみんなきっと態度が変わっちゃうでしょ…？」
『…まあそれなりにね』
「お願いギョンス…。わがまま言ってるのはわかってるけど…」
懇願するへラムの姿に気づけば僕は『わかった、黙ってるよ』いつのまにか、そう答えていた。
「本当に！？」
『うん。だけど今だけだよ』
「…うん」
『言うべき時が来たらみんなにも言わないと。世間にバレたりする前にね』
「わかった。ありがとうギョンス」
そう言って笑ったへラムは、なんでかわからないけど、すごく可愛く見えたんだ。
『…そういえばヘラムの本名ってキム・ユンジンだけど本当の本名なの？』
「ん？どういう意味？」
『あー…えっと、そうか。女の子の時の名前は？』
「ああ、そういうことか。僕の本名はAだよ。まあでもこの格好してる限りその名前で呼ばれることはないけどね」
『…そうだね』
僕だけは、僕だけは覚えていようと思った。
女の子のAの存在のことを。
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穂高 - 雪梨さん» きゅんてしてもらえたのならもう本望です！笑 (2013年11月23日 22時) (
レス) id: 3bc8b18bf3 (このIDを非表示/違反報告)
穂高 - Yeminさん» 私もINFINITEのバラエティーを見てどっぷり彼らの魅力にはまってしまいました 笑 あまりにもはまりすぎて、EXOの小説なのに出しちゃいました 笑 これからも応援よろしくお願いします！(*・∀・*) (2013年11月23日 22時) (レス) id: 3bc8b18bf3 (このIDを非表示/違反報告)
雪梨(プロフ) - ぎょんすの｢帰ろっか｣にきゅんてしました(笑) (2013年11月23日 21時) (携帯から) (レス) id: f64db87184 (このIDを非表示/違反報告)
Yemin - もう最高です!私SMFﾍﾟﾝですけどINFINITEも好きで...もうこの絡み見て超面白くて最高です!!!本当読むのが楽しみでたまりません//有難うございます!!これからも読んでいきたいです、そしてｍ/この絡み、最高なのでこれからもどんどん出してほしいです!笑 (2013年10月21日 16時) (レス) id: d6fd7e3f48 (このIDを非表示/違反報告)
穂高 - ミナさん» はじめまして、作者です。私はスホさんが嫌いなわけではありません。EXOみんな平等に大好きです。少々やり過ぎたかなと自覚していましたが、私の中では彼のボジショニングがああいう感じだったので。不快にさせてしまってすいません。 (2013年10月16日 7時) (レス) id: 425f12d77f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂高
| 作成日時：2013年8月3日 16時
