モブはヒロインを守る？守りたくないんですが【 学d!】

入学式2 ページ4

Aside

結局、入学式が行われる体育館の通路で、星には会えなかった。

このまま会えなくてもいいんじゃねぇか…？


体育館の開いている席に座る。まぁ？入学生ですし？2番目の右端は獲得よ！もう端は無い！勝った！

そう一人で端を取れたことに喜んでいると、急に左から肩を叩かれた

？？「あ、隣良いですか？」

A「…どうぞ」

ん？何で返しが遅いのかって？…

…イケメンなんだよこの人！！

何だよ！！茶髪で鼻は整ってて目は紫がかって！綺麗なイケメンなんだよ！！

…とまぁ乱しました。

はぁ！これ見られたら終わる！！だからイケメン嫌いなんだよ！！

…ふぅ。
やっぱり、名前だけ聞いておこうかな。

A「失礼ですが、名前は？」

？？「あ、ショッピです。本名ではないですけどそう呼んでください」

A「…はい。」

…ごめんな！呼ぶのはいつになるか分からん！！というか呼びたくねぇ！！






ぞろぞろと空いた席が埋まっていく。

全てが埋まり終えた後、入学式が始まる


「えー、本日はお集まりありがとうございます。えー、今から、入学式を始めたいと思います。えー、最初、生徒会からの言葉です。」

えー、っていうの多くないか？
…あるあるだよね(？)

生徒会らしき人達が前に立った瞬間、私の周りの人達が騒ぎ始めた。

…ここは動物園？ライブ？

うるさいので隣のショッピ君と話をしようとしたら、こつぜんと居なくなっていた

待て、アイツも生徒会なのか？…死ぬ。

まぁ一応確認しておこうと思い、前を向いたら

shp「どうも。生徒会一年のショッピです。一年なので今年から入学ですが、よろしくお願いします。」

ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!

案 の 定 。

生徒会でした。

…あぁ、もう学校が嫌だよ。
何で生徒会と話しちまったんだよ…この私のアホ。

もう無表情で前を向いた矢先

？？「どうもー皆ー鬱だよー。入学おめでとー。」

ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!ｷｬｰ!!

目 が あ っ て し ま っ た 。

あｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!

…入学式から私、ピンチです。

というか、ほぼ崖です。





…終わりじゃないですか。







＿この学校で五年近く過ごすと言うのに、私はもう崖っぷちです。

教室→←入学式

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す