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出会い ページ1
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『いやっ…やっ…めて…』
まだ5歳にも満たない3人目の弟を"それ"は食べながら私を見て口角を上げる
『やっ…』
頬を伝う涙を感じながら、後ろへと手を伸ばせばビチャっと嫌な音をたてる
知らないうちに真っ赤に染まった着物
「…壱ノ型!!_____!」
赤い光のような炎のようなものが部屋を照らした途端"それ"の首が落ち、灰になっていく
『あっ…!あぁ…!!』
灰にまみれ、既に右半分のない弟を強く抱きしめる
『血が…血が…!!』
白く青い、冷たい肌
「大丈夫か!?」
『おとっ…弟が…みんっ…ながぁ…!』
目の前が赤と白の布で優しく包まれる
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作者名:さやえんどう | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tm812/
作成日時:2021年1月24日 22時