23話 ページ24
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「ーーーーーーーーーー A」
『………へっ!?はい!』
「これ」
差し出されたのは二つ折りにされた白い紙。
とりあえず受け取って、開けてみると、電話番号らしきものと、メールアドレス?的なものが書かれていた。
『えっと………これは?』
「俺のやつだ。後で登録しておいてくれ」
ニッコリと笑う先輩に対し私はと言うと、とりあえず混乱していた。
頭の上のあたりに小さい鳥が歩き回っている。
( え?嘘でしょ?本気で言ってるの? )
『ほ、本当に良いんですか………?』
「勿論」
二回目の幸せが降ってきた。
溜め息吐いたのに、また幸せが来るなんてーーーーーーーーーー
*
それからの会話は、私の耳にはほぼ入って来ずのまま。
連絡先を教えてくれた時から、もう心此処に在らず状態だった。
なので、気が付けば、別れる時間がやって来ていたようで。
『き、今日は有難う御座いました………!』
「こちらこそ有難う。楽しかったぜ」
『はい!私もです!
………では、また後程連絡先ーーーーー』
「あ、ちょっと待て。
まだ明るくても時間帯が時間帯だ。家の近くまで送る」
『でも………』
「良いから。家の方向は?」
結局、先輩に甘えて送ってもらう事にした。
( これ以上断っても聞かないから。 )
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苺花 - いやぁぁあぁぁ!!鶴丸ーー!!物吉ーー!!イケメン!かわいいーー!!ラテさんありがとうございます!!(つд`)これからも楽しみにしています!!お体にお気をつけて更新頑張ってください!(≧∇≦)b!! (2017年11月18日 22時) (レス) id: 874c46c86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラテ | 作成日時:2017年5月17日 16時