検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:776 hit

03 ページ4











午後3時頃に家でボーッとしながら遅めの昼食を摂る。









甘いものそんなに好きじゃないのに手には、生クリームが沢山塗りたくられたパンでフルーツを挟むフルーツサンド。









なんでこんなの買ったんだっけ。





すごい胃にくるやつだ、重たいな。







「あーそっか」





思い出した。彼にオススメされたからだ。甘党でスイーツが大好きな彼に。





そんなこと思い出して無意識にこんなもの買っちゃう私単純すぎないか?







クスッという笑い声が虚しく部屋に響いた。









別に彼が好きな訳でもないのに。



















バイトに行く前、着替えていると机の上に置いていたスマホがブーブーと震えた。



ため息混じりにそれを手に取る。









『今日行く』








表示された文字は予想通り彼からので。彼が来る時は必ず決まって黒の服しか着ていかない。







白いブラウスを着ていた私はそれを脱いでハンガーに掛け直すと今日の疲れがドッと来た気がした。









今日も彼に会わないといけない。









言葉では表せないなんとも言えない気持ち。とにかく無理に閉じ込めて家を出た。









既に18時過ぎ。バイト先へ行くのには30分以上かかるのに今日の私には短すぎる道のりだった。







続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←02



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水素 | 作成日時:2020年4月29日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。