No.3 ページ4
(おかしい…)
島に上陸した俺達は、各班に別れ物資調達を行っていた。
ペンギン、シャチ、ベポを連れて、俺は薬品の調達へ。
｢久々の賑わった街だー！！女ー！！｣
｢お菓子ー！！｣
｢おい2人とも！もう少し静かに行動しろ！！｣
こいつらの騒がしさは相変わらず。
街も賑わっていて所々に海賊を見かけるが、特に理由もなく暴れ出す奴もいない。
至って普通の街だった。
それなのに、感じる違和感。
(上陸してからずっと、誰かに見られている感覚…)
｢どこのどいつだ…｣
｢ん？何か言いましたか？船長｣
｢…いや、なんでもねぇ｣
鋭いペンギンでも、この視線には気づいていない。
(それなりの手練、か…)
今は視線だけだが、手を出した時には容赦はしねぇ。
｢船長！今日の酒場はどこにしますか？｣
｢お前らで勝手にしてろ。俺は遠慮しておく｣
｢どうしました？珍しいですね？｣
｢少し調べたいことがある｣
｢そうっすかー？じゃあ、船長の分まで楽しんどきますね！｣
｢アイアーイ！お菓子ー！！｣
｢て、お前はお菓子しか興味ねぇのかよ！！｣
｢すみません…｣
｢｢打たれ弱！？｣｣
｢……｣
調べたいことがあるなんて、もちろん嘘だ。
俺の前に現れるとしたら、1人の時が好都合のはずだ。
(どんな野郎か楽しみだ)
捕まえたら新薬の実験にでも使ってやろうか。
誰であろうと、どんな目的があろうと、俺の前に立ち塞がる奴はただじゃおかねぇ。
そんな彼は夜を待ちわびる。
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きのこ(プロフ) - すごく面白くてびっくりしました！ストーリーの面白さとキャラの良さが際立ってます！！また無理なさらない程度に更新してくださるとうれしいです^ ^ (2020年5月12日 21時) (
レス) id: 2f2822d021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ | 作成日時：2020年3月8日 2時
