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Story64 ページ14
手紙を読み終わって数分。
雄也の家の中に響くのは、何人かの人が泣いている声だけだったのに
涼｢雄也……全部……知ってたんだ……｣
山田の声が突如響いた。
侑｢ごめ、ん……。雄也……｣
みんな口々にごめんと懺悔する。
今更したってもう遅い。
その事実が分かっているからこそ、みんなはより一層後悔した。
それは俺も例外ではなくて。
ごめん。雄也……。
守ってあげられなくて。
何も出来なくて。
もっと早く、雄也に直接伝えていれば良かった……。
もっと早く、雄也に直接真実を言っていれば良かった……。
こんな思いたちは、結局"今更"で、"今更"という言葉で簡単にまとめられるような軽いものではなかった。
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作者名：凛花 | 作成日時：2019年11月17日 22時
