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Story62 ページ12

俺は封筒を開けると、手紙を開いた。


大「読むよ」


みんなは静かに頷いた。



『メンバーのみんなへ


これを読んでるってことは、俺はもうそこには居ないんだね。


確か……10月15日だったよね?俺が死んじゃうの。


3ヶ月前のあの日。


3ヶ月くらい先からタイムスリップしてきたというメンバーのみんなから聞いた話の通りに全て進みました。


だから、みんなが俺をいじめるようになることも

大ちゃんが犯人を見たことをみんなに隠してることも


山田を庇って事故にあうことも



それで、俺が死んじゃうことも



全部、知ってたよ。



自分が死ぬことは分かってても


大切なメンバーを死なせるわけにいかない』


手紙を読んでる最中、俺たち全員の瞳からは涙が溢れ出ていた。

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作者名:凛花 | 作成日時:2019年11月17日 22時

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