HeyBaby？ ページ33
いつからか、どうして黙っていたのか、やはりこの前のアレは勢いに任せた訳ではなかったじゃないか、と啓介くんが私の襟元を引っ掴み揺さぶる。
「ちょ、啓介くんギブ、苦しい止めて、落ち着いて。ステイステイ」
「犬みたいな扱いすんな！！」
「酔った啓介くんめちゃくちゃめんどくさいな…」
今しがた私に注意された拓海くんだが、近いです。と私の首根っこを引っ掴んでくるから未だ随分お酔いになられておられる。
「コイツは妹みてぇなもんなんだよ。オメー家族にも妬くってのか？」
「本当の妹じゃあ無いじゃないですか」
「当たり前だろ」
「だから妬くっつってンですよ。俺のなんでベタベタしないでください」
「藤原お前〜〜！！」
「喜んでんのか怒ってんのかどっちだよ…」
ヤバイ、酔った拓海くん、めちゃくちゃ好きかも。
内心で頭を抱えたくなりつつ、真顔で言ってのけた拓海くんは息をつき啓介くんの手から缶を取り辺りを片付け始める。
唸るお兄ちゃんはケンタくんに任せ、片づけのお手伝い。
ゴミを纏めてくれるという彼に甘えて、大人組の為おつまみを見繕いテーブルへ戻った。
涼介さんや松本さん、宮口さん達は未だ涼しい顔で私たちをつまみに何本目か分からない缶ビールを煽られているので、大人の男たちは流石だった。
「それにしても…付き合ってるのは全然気づかなかったな。お互い好きなんだろうなとは思ってたけど」
「えぇ〜、宮口さんにまで」
「皆多分そう思ってたぞ」
「それはそれは…」
松本さんには墓穴を掘ってばかりだったが、それよりも意外と分かりやすかったらしい。
思い起こし顔を顰める私に、仲良さそうでなによりだよ、と笑んでくれる。
「…啓介も嬉しかったんじゃないか。ずっと気にしていたからな。」
「啓介くんが…！？」
改めて振り向いた啓介くんは、落ち着いていたはずだがゴミ捨てから戻ってきた拓海くんの肩を今一度勢いよく揺さぶっていた。
再びケンタくんに引きはがされベンチに寝かせられた啓介くんは暫くで夢の中へいってしまう。
騒がしいお兄ちゃんだこと。
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み(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» お楽しみ頂けた様で嬉しいです〜〜！！ありがとうございます😊❤😍✨ (3月12日 7時) (
レス) id: afd02ed077 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - やばい！！！！やばいです😭😭😭拓海いぃぃぃぃぃいいいい好きだァァァァァ (3月11日 4時) (レス) @page41 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - るさん» こちらこそお褒めの言葉ありがとうございます😊💕💕もっと楽しんで頂けますよう更新頑張ります！ (11月24日 16時) (レス) id: afd02ed077 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高すぎます。本当にありがとうございます😭😭😭😭😭更新楽しみにしてます🥰 (11月23日 8時) (レス) id: 74e8a14f0e (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - わんさん» いにで大好きなのですが余りに供給が少なくついに手を出してしまいました…！お読み下さりありがとうございます💕これからもお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (11月22日 16時) (レス) id: afd02ed077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2023年9月29日 15時
