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「おいおい、あれやべぇぞ誰か止めに行け」
「嫌ですよぉ〜啓介さん怒ったら大変なんですから…」
眉根を寄せる拓海くんも随分ろれつが回っておらず、そんなことより食事を楽しみましょうと啓介くんを一蹴している。
随分強い子に育ったものだ。
「A頼む…！！収めてきてくれ…！！」
「えぇ〜…」
それにしてもやはり二人が睨み合う距離は近すぎるとばかり気にしていたのだが、眉を下げる史浩さんの懇願に渋々グラスを置く。
嫌です、めんどくさいです。と顔を背ける拓海くん。
酔えば意外とワガママボーイな彼の近い将来を楽しみにしてしまいつつ腰を上げた。
「オレ様のFDは４WD相手にして一回も負けてないのよぉ〜〜く知ってンだろうが！！」
「いやそれでもあのインプは早すぎるんですって…」
取っ組み合いまで不安視させるほど仲良しなのは微笑ましいけれど、酔ったド天然のぶちまけるオイルと元ヤン末っ子エンジン啓介くんでは燃え盛る相性が良すぎて困る。
啓介くんを引きはがすべく、恐る恐るケンタくんがなだめに入る。
やめましょうよぉ、と後ろから急に羽交い絞めしている彼も中々の大物だと思った。
「ケンタはなせっ！！コイツ親父さんがメンテしてるからって…！！」
押し迫る啓介くんをじとりと睨んだ拓海くんがまた燃料投下しそうだったし、かくいう私もある程度お酒が入っていたので十分な判断をし兼ねたかもしれない。
「………拓海くん、」
2人の間へてこてこ入っていき、ケンタくんが宥めてくれているのをいい事に彼を見つめる。
「Aさん…？」
柔らかな瞳はいつもより視線が緩くて、声も幾ばくか幼い。
お腹辺りの服を掴み、背伸びをする。
かわいい。と思ってしまえばもう止められなかった。
「拓海くん、」
ちぅ、と拓海くんの柔らかな唇をいつもよりゆっくり味わって、踵を戻し背丈のある彼を見上げた。
「煽る様な言い方しちゃ、だーめ。」
後方からヒュッと息をのむ音が聞こえて、垂れた瞳がまんまるに見開くのを見つめる。
「………ハイ、…」
酔いが冷めたのだろう、ぶわっと頬を赤らめた拓海くんが手で口元を覆い隠した瞬間に、ケンタくん達の叫び声が響いた。
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み(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» お楽しみ頂けた様で嬉しいです〜〜！！ありがとうございます😊❤😍✨ (3月12日 7時) (
レス) id: afd02ed077 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - やばい！！！！やばいです😭😭😭拓海いぃぃぃぃぃいいいい好きだァァァァァ (3月11日 4時) (レス) @page41 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - るさん» こちらこそお褒めの言葉ありがとうございます😊💕💕もっと楽しんで頂けますよう更新頑張ります！ (11月24日 16時) (レス) id: afd02ed077 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高すぎます。本当にありがとうございます😭😭😭😭😭更新楽しみにしてます🥰 (11月23日 8時) (レス) id: 74e8a14f0e (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - わんさん» いにで大好きなのですが余りに供給が少なくついに手を出してしまいました…！お読み下さりありがとうございます💕これからもお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (11月22日 16時) (レス) id: afd02ed077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2023年9月29日 15時
