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身長差。/安井謙太郎 ページ33

俺の彼女のA。


女子にしては身長が高い方で、165cm。

対して、俺の身長、167cm。


2cmしか変わりません。

でもやっぱり、男は身長を気にするわけで。





『ヒール履いてきたらだめだからね！
友達と遊ぶときだけにしてね！』

「あーはいはい。笑」



こんな会話をよくするけど、
Aは頻繁に、ヒールを履いてくる。




。。。今日もデートにヒールを履いてきた。

『ダメっていったじゃん！』

「てへぺろ。」←

『結構辛いんだからね。』

「かんにんかんにん。」

『思ってないでしょ。絶対に。

てゆーかそれ、しげの真似でしょ。笑』

「だって、この服にはヒールでしょ。」ﾄﾞﾔ

『。。。もういいよー。』

「よしゃ！笑」

と、まぁ、友達みたいなカップルで。笑


Aは普通に俺の前でも
「あ、あの人イケメン！」
とか、
「萩谷くんかっこいいよねー！」
とか、普通に言うの。

コンサートにきても、萩谷のうちわ持ってるし。


本気じゃないってわかってるから、
『あーそうですねー。笑』

って返事してるけど、
今日は突然、携帯を見ながら、

「私、萩谷くんとキスしやすい身長差だー！」

なんて、言い出した。

Twitterだな。←


流石にこれは、
俺でも我慢できない。

グイッ
隣の壁に押し付けてやった。

いわゆる壁ドン←


しかもここは階段。
俺の方が上の段に立ってるから、
12cmくらいの差はある。



『こうゆうことだろ？』

我慢できなくなって、キスした。



『萩谷の話しばっかりすんなよ。
A、ほんとに萩谷にいきそうじゃん。』



口にだしてから気づいた。

俺、ただの嫉妬じゃん。


『ごめん。
かっこ悪いな。

今の忘れて。』

慌てて離れようとした。



するといきなり、
Aに腕をつかまれた。

「謙太郎。。。。ごめん。」


『いや。こっちこそごめん。』

「謙太郎、嫉妬とかしないのかと思ってた。」

『。。重いよな。』

「ううん。
うれしかった。

ちゃんと謙太郎が、好きでいてくれてるって
わかったからうれしい。」ﾆｺｯ


『お、おう。///』

「今、すっごいかっこよかったし。//」


『。。やべー！！
俺、めっちゃ恥ずかしいことしてたじゃん！///』


たまにはいいかも。

講義/仲田拡輝→←作者より。。

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