.*･ﾟ .ﾟ･*.Jr. dream land.*･ﾟ .ﾟ･*.

片想い。1/ 川島如恵留 ページ28

「ねー如恵留くん。

ここはどうやってやるの？」



俺が家庭教師をしている、
Aちゃん。

近所の子で、親同士が、仲が良く、
ちっちゃい時から兄妹のように関わってきた。


歳は3つしか変わらない高校二年生。



どう頑張ってみても越えられない、
【先生と生徒】そして、
【兄妹のような存在】の壁。


『よし、ちょっと休憩しようか。』

「うん！



あのさ！
如恵留くん、彼女とかいないの？」

『んー。。。いないかなぁ。』

「んじゃ、好きな人！」

『好きな人かー。。。
わかんない。笑』

「自分のことなのに？
勉強できるのに？笑」

『それとこれは、べつだから！笑

Aちゃんは？』




「私はー。。
いるよ///」


そう言って微笑んだAちゃんは
ほんとにその子がすきなんだとわかるほど、
幸せそうに話し出した。




「同じクラスなんだけどね、
ダンスがすっごいうまいの！

でも、すごくマイペースで、
ふわふわした感じの子！//

話してるとこっちまで幸せになるってゆうか///」

『。。。へー。。。
ずっと好きなの？』

「クラス替えがあって、
初めての時に席が隣になって、
そこからよく話すようになったの！

好きになったのは最近かなぁ！」



そう言ってニコニコ話すのを
いつも通り、冷静に聞いてた。

その笑顔が、俺に向くことはないのかな？


「んじゃ、如恵留くんは、
好きだった人とか、いないの？」




『好きだった人はいるよ。』

「どんな人？」



『。。。んー。
いつも近くに居て、
俺にずっとついてきてて、

話すときは小型犬みたいに、
しっぽ振りながら話してる感じの子。


でも、その子は俺の気持ちに気づいてなくて。笑

まぁ、俺は一緒にいれるだけで、
幸せなんだけど。笑』



「。。。如恵留くん。」

『ん？』

俺の気持ち伝わったかな？

片想い。2/ 川島如恵留→←作者より。。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す