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気になる存在/ 諸星翔稀 ページ26

少し前から気になってる人がいる。


すごいイケメンな訳じゃないけど、
学校でも目立つグループにいて、
みんなにいじられて、
変顔したり、体を張って笑いをとったり。


同じクラスじゃないから名前も知らない。

でも一つ。



私の幼なじみの慧悟と仲がいい。


ってことは同い年なのかなー？？？



最近、そんなことを考えながら、
廊下でじゃれあっている、
その人たちをガン見してしまってるみたいで。。。


慧悟「おーい。。。


Aー！

おーい！」


「あ、慧悟。」


慧悟「大丈夫？笑
なんか魂抜けてたけど。笑」

「ただ、ボーっとしてただけだよ。笑」



慧悟「モロのこと見つめて？」

「モロ？モロっていうの？」

慧悟「え？図星？？？」

「あ、違う！！！！」

慧悟「ふーん。。。」ﾆﾔﾆﾔ

「もう！いいの！！！
あっちいけっ！」


絶対慧悟にばれた。。。
あいつ、なんにもしなきゃいいけど。。。





ある日、
私は廊下側の自分の席で
携帯ゲームに夢中になっていた。

すると突然、
『あ、このゲーム俺もやってる！』

「へ？わっ、」

『あ、ごめんね。おどろかせちゃった？』

「あ、いや、べつに。。。」



慌てて席から立ち上がると、
モロ？くん越しに見える、
ニヤニヤ顔の慧悟。

あとでシメル。


『フレンドなろうよ！

このゲームやってる人少ないんだよねー！』


「あ、うん、お願いします！」


『www

なんでそんな、敬語とタメ口混じってるのwww
統一すればいいのにww


おれ、諸星翔稀っていうの！
2年ね！よろしく！Aちゃん！』ニコニコ


「。。え、なんで私の名前。。」

『慧悟からよく話しきくから、
仲良くなりたいなぁと思って！

で、教室の前通りかかったら、
同じゲームやってて、
つい、声かけちゃった！』

「あ、なるほど！

って、2年生っていいました？」

『うん！』

「え、びっくり。。。」

『え、笑
先輩だよ？笑』

「モロくんよろしくね。笑」

『くんづけだから、許そう。笑

よろしく！Aちゃん！』





ーーーーーーーーー




「ねー！モロー！ジュース！」

『俺先輩だぞ！笑』

「わたし後輩だよー！笑」

『はいはい。笑
買ってきますよお姫様。笑』

慧悟「仲良くなったら、
やっぱりモロが、下なんだねw」

『俺が威張るのは無理でした。w』

慧悟「だろうね。w




くっつくのはいつになるんだろうね。。。。笑」

『なんか言った？』

慧悟「いや、なにも♪」


「おそーい！！！！」

作者より。。→←いじわる/ 中村海人

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