これからもずっと。/吉澤閑也 ページ47
コンコン。
部屋のドアのノックの音。
「はーい。」
母「閑也ー。。。
Aちゃん来てるわよー。」
またか。
幼なじみのAはいつも、
嫌なことがあったら俺のところに来る。
「。。。はいはい。
入っていいよって言っといて。」
母さんが出ていってすぐ。
ダダダダダダ
バンっ
『しぃぃぃぃくぅぅぅぅんんんんん;;』
泣きながら入ってきたA。
「ノックぐらいしてくださーい。
『また浮気されたぁぁぁぁ;』
聞いてないし。
「また?笑
A見る目ないよねー。笑」
『笑い事じゃないー!!;;;』
そんなやつ、やめればいいのに。
なんて言えるわけでもなく。
「それでもAはあいつが好きなのー?」
『。。。多分好き。』
「多分なの?」
『。。。』
黙り込んで考えるA。
いつの間にか涙も止まってて。
『。。。好きってどういうことなのかなぁ。』
突然言い出した。
『。。。直感でこの人だ!って
思うのは違うのかなぁ。。』
「それはそれでいんじゃない?」
『しーくんは好きってどういうことだと思う?』
「俺は、、、、
その人のことを、、、
守ってあげたい、幸せにしてあげたいって
思うことじゃないかなぁーって。。。
思うよ?」
『しーくん、好きな人いるの?』
。。。唐突だなぁ。笑
「。。。いるよ。」
『。。。そっかぁ、』
ヘラっと笑うけど、
一瞬さみしそうな顔をしたのを、、
俺は見逃さなかった。
「、、、Aさ、今、
寂しいって思ったでしょ。笑」
冗談混じりで言ってみると、
『。。。思った。』
返ってきたのは思っても見なかった返答。
『。。。いつでもしーくんは
私の隣にいるものだと思ってた。』
隣にいたいけど。。
Aには彼氏がいて。
俺がいるなんて言えなくて。
『そーだよね。
しーくんにも好きな人いるよね。』
ボロボロ泣き出したA。
「わ、なんで、」
『ごめ、ん;;
な、なんで泣いてるのー;;;』
でも、これでわかった。
Aが俺のことを、少なからず
大切な人だっておもってくれてるって。
いままで、関係が壊れるのが嫌で、
なんにもできなかったけど。。。
「ねね、A?」
『な、なに?』
「やっと言える。
Aが好きです。」
あんな奴やめて俺にしろよなんて
言えないけれど、、
幸せにしてあげたいって気持ちは
誰にも負けないから。
「これからもずっと隣にいてください。」
返事はとびきりの笑顔で、
『、こちらこそ!』
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優希 - 初めまして!They武道の作品がまた見たいです! (2015年7月12日 12時) (レス) id: cb01cee40f (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - はじめて。大好きなtheyの作品が少ないので、取り上げて下さって嬉しいです。メンバーさんのいいところ、すごく捉えてらっしゃって嬉しい♪これからも楽しみにしています! (2015年6月24日 2時) (レス) id: 476d4a1d1f (このIDを非表示/違反報告)
つかっしー(プロフ) - ♪さおりんご♪さん» 了解です!(°▽°) (2014年9月23日 23時) (レス) id: 5fe55c739a (このIDを非表示/違反報告)
♪さおりんご♪(プロフ) - はじめまして!♪さおりんご♪ともうします。リクエストいいですか?Snow Manの壁ドンお願い致します!もしよければ、私の小説に遊びに来てください! (2014年9月23日 23時) (レス) id: 3ebfc50073 (このIDを非表示/違反報告)
つかっしー(プロフ) - みるきーさん» 了解です!(*‘ω‘ *)頑張りますー!(*´∀`*) (2014年9月14日 13時) (レス) id: 5fe55c739a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つかっしー | 作成日時:2014年8月3日 2時